大阪・谷町六丁目の行列店「TANI ROKU BAKERY PANENA」が作る“大人のパン”ってどんなもの?【NMB48・出口結菜の#んーーまい大阪パン旅】
東京ウォーカー(全国版)
お酒が飲めなくてもおいしく感じられるパン。ゆいなちゃんの感想は?
20年以上のパン職人歴を持つシェフは、フランス系のパン店をはじめ、多彩な店で経験を積んできたそう。「食べるのは子供のころから好きだったんですが、27歳ごろまでは、まったく飲食と関係がない会社で営業をしていました。『何か手に職をつけて自分のお店をしたいな』と思ったのと、満員電車で通勤するのが嫌になって(笑)、最初はアルバイトでパン店に入りました。その後、知り合いの紹介で製粉会社のテスト室に入れてもらって。“この粉を使ったらこんなパンができますよ、こんな食感になりますよ”っていうのがわかるサンプルを作り、卸先のパン屋さんに持って行ったりする部署でした。粉のプレゼンをするためのパンを作っていましたね。そのころは粉のこともパンのことも何もわからず作っていて、もったいなかったなと思うけど、いい経験になりました。でも、そこではパンに関する仕事が毎日あるわけではなかったので、『やっぱりパン屋さんで働きたい』と思って、卸先のパン屋さんに入りました」
「地元の人が多い」という「PANENA」の来店者のうち、7割ぐらいはリピーターだそう。「男性、女性、お年寄り、さまざまな人が来てくれますが、パン屋さんにしては、男性のお客さんが多いんじゃないかなと。男女比は4:6ぐらいですね。パンはブームじゃなく日常に食べてほしいものですし、いいことだと思います」
ここで、「家族そろってお酒は飲まない」というゆいなちゃんから、「お酒が得意じゃない人にも、『これを食べて』っていう商品はありますか?」と質問を受け、「コンセプトは“お酒に合うパン”でやってますけど、実は僕もそんなに飲めなくて(笑)。でも、アテみたいな料理は好きなんです」とシェフ。「同じです。私も!」と言うゆいなちゃんに、「それなら、なんでもおいしいって感じてもらえると思います」と太鼓判を押した。
ここからは、ゆいなちゃんお待ちかねの実食タイム!まずは「手捏ねのくるみパン」を手に持ち、「めっちゃおっきいですね。そして重い!」と、まずはその大きさに感動。「大きく焼いたほうがもっちりします。小さくすると皮が多くなってしまうので、中のもっちりした部分が少なくなってしまって、このおいしさが出ないんです」とシェフからサイズについての秘密が明かされた。
大きなひと口でかぶりつき、「表面がカリッカリ。クルミがめっちゃ入ってて、しっかり味がします!噛みちぎられへん!っていうのがなくて、パリッパリッてしてるけど、中のむっちり感もあっておいしい。あと、バターの味もめっちゃ感じます」と最高の笑顔を見せたゆいなちゃん。「お店に入ってすぐのところにあったから、気になっていたんです」と最初から目を付けていた看板商品にご満悦。
続いてスコーンを手にして、「これもズッシリ!」と重さにびっくり。顔の前に掲げてかわいいポーズをとったあとは、「たしかに硬い。でも全然パサパサしていなくて、めっちゃおいしい!」と大興奮。撮影が終わっても口に運ぶ手は止まらず、しっかり食べ進めていた。
取材中も人が絶えることなく訪れ、くるみパンが売り切れたときには焼き上がり時間を確認する人もいたりと、その人気ぶりがうかがえる「PANENA」。シェフのこだわりが詰まったパンは、お酒を飲まないゆいなちゃんも大満足の様子だった。
今回も食事系から甘い系まで、たっぷりとパンを購入。かわいいショップ袋にも喜びながら、お店を後にした。次回はどんな魅力のあるパンが待っているのか?お楽しみに!
取材・文=上田芽依
撮影=福羅広幸
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