讃岐の武者―室町・戦国時代を中心に

武者の世と言われるほど武士たちが社会を大きく動かした中世。室町時代には讃岐守護の細川氏のもと、現地の支配にあたる守護代や家臣として讃岐の武士たちがさまざまな活躍を見せた。戦国時代に入ると讃岐は阿波三好氏、土佐長宗我部氏などから相次ぐ侵攻を受け、讃岐の武士たちは大勢力の間で揺れ動いた。今展では、収蔵品を中心に、室町時代と戦国時代の「讃岐の武者」たちの活動の一端が紹介される。あわせて、松平家歴史資料コーナーにて高松松平家に伝来した雛人形や雛道具が展示される。