相馬野馬追

福島県の相馬地方で3日間にわたって行われる祭典で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。相馬野馬追は、1000年以上も前に平将門が下総国小金ヶ原に放した野馬を敵兵に見立てて軍事演習に応用したことが始まりと伝えられる。地域の繁栄と安泰を祈る神事として、熱気あふれる行事が繰り広げられる。本祭りには、約400騎の騎馬武者が御神輿を守護し、野馬追通りを進軍するお行列を始め、土ぼこりが舞う中を人と馬が一体になって駆け抜ける甲冑競馬や、神旗争奪戦などが披露される。