ラリーってなに?詳しくなくても&無料でも楽しめる!?いよいよ日本で開催される世界最高峰モータースポーツ「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」

東京ウォーカー(全国版)

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ラリーカーはどんなマシン?

ラリーカーは市販車をベースに製作しなければならないと規定されているため、使用されるマシンは普段一般道で見かける車とよく似ている。

「TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team」が使用するマシンは、市販車のトヨタ GRヤリスをベースにした「GR YARIS Rally1 HYBRID」※写真は2022年開催時の様子 (C)WRC Promoter GmbH

例えば、ラリー大会のひとつ「WRC」の最上位グレード「ラリー1」のマシンは、見た目こそ市販車に近いものの、フレームやエンジンをはじめとする各パーツや駆動部、サスペンション形式が変更されており、中身は完全なるラリー仕様。さらに2022年シーズンより、ハイブリッドシステムを備えることも条件に加わった。

「ラリーカーの見た目は市販車と似ていますが、中身はまったくの別物。下のほうのカテゴリになると、本当の市販車も参加しています」(梅本さん)

「Hyundai Shell Mobis World Rally Team」が使用するマシンは、「i20 N Rally1 Hybrid」※写真は2022年開催時の様子 (C)WRC Promoter GmbH

「M-Sport Ford World Rally Team」が使用するマシンは、「Ford Puma Hybrid Rally1」※写真は2022年開催時の様子 (C)WRC Promoter GmbH

ドライバーとコドラの2人1組で乗車

ラリーではマシンの運転を担当する「ドライバー」のほかに、「コ・ドライバー」(通称コドラ)も乗車。コドラは、コースの形状や特徴をドライバーに伝える役割があり、この先に走行する道路の状況を書き込んだ「ペースノート」を読み上げ、ドライバーはその指示に従って運転する。さまざまな道路を走るラリーでは、コドラの存在が非常に重要となる。

「ドライバーとコドラは、事前にコースを下見する『レッキ』という作業を通して『ペースノート』を作ります。コドラは、当日はこれを見ながらドライバーをナビゲートします。いかにドライバーが気持ちいいタイミングで指示を出せるかが、コドラの腕の見せどころです!」(梅本さん)

ラリーカーにはドライバーとコ・ドライバーの2人で乗車する※写真は2022年開催時の様子 (C)WRC Promoter GmbH

実際に梅本さんが作成したペースノート。書き方はコドラによって異なるそうだ

ちなみに、ラリーにはライセンスさえ取得すれば誰でも出場できる。マシンは市販車を使用するという規定があるので、自家用車で参戦する参加者も。専業ドライバーではなく、趣味でラリーに出場するという人もいるそうだ。

世界戦が日本で開催「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」

さまざまなルールのラリーの大会がある中で、最も有名な大会のひとつが「FIA(国際自動車連盟)」が主催する「WRC(世界ラリー選手権)」だ。WRCは1年をかけて複数回のラウンドで競い合い、すべての合計点数で順位を決める大会。WRC2023は1月のラリー・モンテカルロからスタートして、全13ラウンドを戦っている最中なのだ。

そして、WRC2023の13ラウンド目が「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」。つまり、フィナーレを飾るバトルが、ここ日本で繰り広げられるのだ!

豊田スタジアムで行われた「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」開幕式の様子※写真は2022年開催時の様子 (C)WRC Promoter GmbH

「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」の開催日程は、2023年11月16日(木)~19日(日)。観戦エリアとなるSSは「豊田スタジアム」(愛知県豊田市)をはじめ、愛知県豊田市・岡崎市・新城市・設楽町、岐阜県恵那市・中津川市に全16カ所設けられる。

紅葉で彩られた美しい里山風景の中を、各チームのマシンが走り抜ける姿が見られるだろう※写真は2022年開催時の様子 (C)WRC Promoter GmbH


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