新鮮有機トマトをふんだんに使ったメニューが並ぶ、農場内カフェへ

北海道ウォーカー

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旭川市でトマトの有機栽培に取り組んでいる谷口農場。農場内には45の大型ビニールハウスが設けられており、さまざまな品種のトマトが育てられています。ビニールハウスが連なる広大な農場の一角には直売所があり、カフェも併設。実はこのカフェ、新鮮な有機トマトをたっぷり使った料理が味わえるとトマト好きの間で大人気なのです。今回はそんな「Cafe まっかなトマト」にお邪魔しました。

さわやかな白壁が目印。テラス席で食事を楽しむこともできる


谷口農場がトマトの有機栽培に乗り出したのは40年ほど前のこと。現社長が、奥様が体調を崩したのをきっかけに食や環境の安全の大切さを再認識し、取り組み始めたのだとか。たい肥にはカニ殻や米ぬか、海藻などを使って豊かな土作りに着手。病気や害虫対策には松ヤニやもみ酢、にがりなど、自然由来のものを使っているそうです。「それでも劇的に効く訳ではありません。病気になったり、虫がついていないか、こまめに見守っています」と話してくれたのは農場スタッフの端場さん。地道な努力と愛情が、おいしいトマトを育てているわけです。

6~9月にかけて開かれる「オーガニックトマトもぎ取り園」は、毎年2万人もの人が訪れる


ビニールハウスの隣にある直売所では、収穫された新鮮なトマトやその加工品を販売しています。その直売所内に併設されているのが「Cafe まっかなトマト」です。こちらの目玉は農場内で栽培されたトマトを使った豊富なメニュー。有機栽培で育てられたものを使っており、トマト本来の自然なうま味と甘みが楽しめます。

直売所では農場内でとれた特別栽培米をはじめ、農産加工品や近隣農家の育てた新鮮な野菜も販売。一角にカフェも併設されている


メニューは季節によって若干変わりますが、どれもトマトをふんだんに使用。定番の「農場のトマトカレー」(650円)はカレーのルウの中にもたっぷりトマトが溶け込んでおり、さわやかな酸味とうま味が良いアクセントになっています。ちなみに、ご飯は同じく農場内で育てられた特別栽培米を使用。ふっくらやさしい味わいに、あっという間に完食です。人気のパスタには旭川産の小麦「キタノカオリ」を使用。もちもちでコシのある食感が特徴で、トマトを使ったソースともしっかりマッチしています。季節によってパスタのメニューも変わりますが、夏場は新鮮なトマトを使った冷製パスタ(850円)もおすすめです。

写真手前より、アマトリチャーナ850円、農場のトマトカレー650円、マルゲリータ850円。有機トマトジュースは食事の場合200円で飲み放題となる


そのほか、ぜひオーダーしたいのが自社農園のトマトを使った有機トマトジュースです。なんと、250円で飲み放題! 直売所に隣接する工場で、生のトマトのみを使い無添加で作られたもので、トマトの程よい酸味と甘みを楽しめます。こちらは190g入りの缶ジュース(1缶226円)としても販売しており、お土産にもぴったりです。

有機栽培トマトジュース「ゆうきくん」(1缶190g226円)は、お土産にも最適


こちらでは、毎年6月中旬から9月末頃にかけて「オーガニックトマトもぎ取り園」(入場無料、収穫したトマトは量り売り)を開放。新鮮なトマトを求め、毎年2万人もの人が訪れるそうです。食事のついでにトマト狩りを楽しんでみるのも良いですね。自分で収穫したトマトの味は、また格別ですよ。

■住所:旭川市東旭川町共栄255 ■電話:0166・38・6336 ■時間:9:00~18:00(9~5月は10:00~17:00) ■休み:なし※ランチのみ水曜休み ■席数:16席/テラス席50席(禁煙) 

菅原雄一

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