渋谷のミックスカルチャー発信基地!話題の「MIYASHITA PARK」に潜入

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

渋谷の象徴的スポットだった宮下公園が2020年7月28日、巨大なランドマーク「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」に一新。公園・商業施設・ホテルが一体となった“ミクストユース型”施設は、新たなカルチャーを体感できる渋谷のニューアイコンとして早くも話題だ。気になる見どころを4つのエリアごとに紹介。

大規模再開発が進む渋谷駅周辺と、トレンド発信地である原宿・表参道エリアの中間に位置


4階建ての公園に見立てた、開放的な建物

「MIYASHITA PARK」を訪れるとまず圧倒させられるのが、その巨大さ。4階建ての建物は、敷地面積約1万8000平方メートル・全長約330メートル。アーチ状の天蓋に包まれた街区全体を4階建ての公園に見立て、どこにいても風と緑の心地よさを感じられる設計だ。通りを挟んでNorth(北街区)とSouth(南街区)からなり、1~3階は商業施設、4階は屋上公園、さらに北側にはホテルが併設。館内にはテラスや吹き抜け階段が多く設けられ、開放的かつ回遊性のある造りになっている。

NorthとSouthは横断橋で結ばれ、外階段ともつながっているので、全長330メートルの施設内を南北・上下に回遊して楽しめる


個性派ショップや新感覚グルメの宝庫!約90店舗が集結した「RAYARD MIYASHITA PARK」

「MIYASHITA PARK」の1~3階を占めている、商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」。日本初出店7店舗、商業施設初出店32店舗を含む、約90店舗(※ポップアップ含む)が出店している。明治通りのにぎわいとつながるアウトモール「North」には、ルイ・ヴィトンの世界初のメンズ旗艦店など、世界的なラグジュアリーブランドが勢ぞろい。マーケットをイメージしたインモール「South」は、渋谷ならではのファッションやスーベニア、フードホールがずらり。Southの中から、注目の6店をピックアップする。

■「L'ÉCHOPPE(レショップ)」 
ベイクルーズが手掛けるセレクトショップ「L'ÉCHOPPE」の、青山店に続く2号店。本店では常時取り扱うことのできなかった別注の復刻品やベーシックなアイテムが並ぶ。“サイズバランスで遊ぶ”をテーマに、白シャツやボーダーカットソー、Tシャツなど定番アイテムを9サイズ展開で用意。着こなしの好みや体型に合わせて選択肢が広いのが魅力だ。

シンプルなデザインだからこそ、シルエットやサイズバランスにこだわった1着を選べる「L'ÉCHOPPE」。シャツは1万6000円~


■「DAYZ(デイズ)」
90年代に東京で誕生したストリートブランドのアイテムと厳選したスニーカーを販売する、ありそうでなかった“東京ローカル”セレクトショップ。ウェアは、「ネイバーフッド」「アンダーカバー」「フォーティーパーセント アゲインスト ライツ」の3ブランドが主軸。壁一面のスニーカーウォールには、コンバースやバンズ、ナイキなどのレアものや名作も並び、ファン垂涎の品ぞろえ。

ベドウィン&ザ ハートブレイカーズのディレクター渡辺真史氏が手掛けるショップ「DAYZ」。東京で数々の名店を手掛けてきたM&Mによる内装にも注目


■「EQUALAND SHIBUYA(イコーランド シブヤ)」
2~3カ月ごとに変わるテーマのもと、ストーリーを感じられるアイテムが並ぶ、キュレーションメディア型店舗。2021年1月5日(火)までは、「DEAR」をテーマに、大切な人や自分だけでなく、地球とすべてのモノ・コト・ヒトに向けたギフトにぴったりの雑貨系商品を中心に展開。1月6日(水)からは、「CYCLE」(循環)をテーマに、時代を超えて受け継がれるモノとして、古着や古物などビンテージ物を中心にラインナップする予定だ。

「EQUALAND SHIBUYA」の広々とした店内は、テーマに合わせてレイアウトもガラリと変わり、訪れるたびに新しいモノやコトに触れられる


■「THE SHIBUYA SOUVENIR STORE(ザ シブヤ スーベニア ストア)」
“渋谷”をテーマにしたおみやげを買えるコンセプトショップ。目玉は、渋谷カルチャーを創り出してきたアーティストやクリエーターたちとのコラボ商品。ヒップホップミュージシャンの高木完氏とコラボしたスパークリング日本酒「シブヤスパーク」(税込880円)や、ホフディランの小宮山雄飛氏によるレモン・チロリアン「SHIBUYA LEMON ROLL」(税込918円)など、多彩なアイテムがラインナップ。

菓子などの食品からお酒、雑貨、アパレルなど、500種ほどのアイテムが並ぶ「THE SHIBUYA SOUVENIR STORE」


■キットカット ショコラトリー
「ル パティシエ タカギ」のオーナーシェフ・髙木康政氏の全面監修のもと、素材や製法にこだわった「プレミアム キットカット」を購入できる専門店。注目なのは、「オリジナル キットカット」を手作りできる世界初の体験サービス。ほかにも、ワッフル風のキットカットスイーツや、オリジナルのチョコソフトなど、ここだけ限定のカフェメニューも充実。

世界でひとつだけのキットカットを作れる「マイ キットカット」の体験サービスは約70分、1日5回実施。WEBでは事前予約、店頭では当日分の予約が可能。1ドリンク付き2000円


■「eggslut(エッグスラット)」
LA発の卵料理専門店の日本2号店。全国から探し求めた平飼い卵など厳選素材を使い、繊細なフレンチの技法で作る“究極のエッグサンド”が看板メニューで、インパクトのあるビジュアルも話題に。発酵バターが香るとろふわのスクランブルエッグとブリオッシュバンズ、ピリ辛なシラチャーマヨが絶妙!半熟目玉焼きやシュリンプを挟んだ渋谷店限定サンドもぜひ試して。

「eggslut」の看板メニュー・フェアファックスサンド(左・880円)と、渋谷店限定のパークサイドサンド(奥・1180円)


全国のグルメを網羅する「渋谷横丁」

「MIYASHITA PARK」の中でも特に話題になっているのが、South1階にある「渋谷横丁」。通りに面した全長100メートルに、飲食店19店がズラリと軒を連ね、お祭りムード満点!北は北海道、南は沖縄まで、日本全国の産直食材や郷土料理、B級グルメ、ご当地ラーメン、丼、餃子、焼鳥、唐揚げなどのソウルフードをカジュアルに楽しめるのが魅力だ。他にも、元力士が作る力士めしの店や、全国のご当地ママが登場する喫茶スナックなども出店する。

渋谷駅から原宿方面へ向かう通り沿いに、提灯やのぼりがにぎやかに連なり、思わずフラリと立ち寄りたくなる


店内に一歩足を踏み入れると、そこはノスタルジックなテーマパークのような空間。“昭和の商店街”をコンセプトに、各店ごとに銭湯やパチンコ店、パーラーをイメージした内装になっているので、見て歩くだけでも楽しい。店の内訳は、「北海道食市」「東北食市」「関東食市」など13のエリア別店舗や、「鶏・かしわ・焼き鳥布袋」、「牛・豚精肉大黒」、「魚利喜」など食材別店舗などがあり、その日の気分で選べる。総メニュー数は2500種類ほどで、各店ごとに席が用意されているが、乾杯ドリンクやご当地焼鳥、唐揚げ、ラーメンなどは、他店のメニューを注文できる「出前システム」もあり、食べ比べが楽しめる。

昭和レトロな商店街を再現した「渋谷横丁」の店内。通路の両脇に店がひしめき合う

手前から、「九州食市」の博多の鉄鍋餃子(1199円)、「近畿食市2」の鶴橋ホルモン(899円)、「北陸食市」の鶏の半身カレー揚げ(1699円)。左は「沖縄食市」の乾杯ドリンク「金魚鉢で金魚ハイ」(1999円)。全て「渋谷横丁」館内での出前OKのメニュー


ボルダリングやスケボーもできる空中公園「渋谷区立宮下公園」

屋上には、かつて南北2つに分かれていた宮下公園が、道路上空も含めて一体化。空と緑が広がる、フルフラットでバリアフリーな多機能空間へと生まれ変わった。南側には、従来から親しまれてきたスケート場やボルダリングウォールに加えて、多目的運動施設を新設。誰もが気軽にスポーツを楽しみ、交流できる場を提供している。北側には、約1000平方メートルの芝生ひろばがあり、来園者が思い思いにくつろげるほか、さまざまなイベントも開催。藤原ヒロシ氏監修のスターバックスもあり、コーヒーブレイクにもおすすめ。

アーチ型の天蓋に包まれた屋上公園。ビルに囲まれながらも、青空と芝生が広がる空間は、まさに都会のオアシスだ


公園と直結した、次世代型ライフスタイルホテル「sequence MIYASHITA PARK」

「sequence MIYASHITA PARK」は、三井不動産が手掛ける次世代型ライフスタイルホテルブランドのフラッグシップ。18階建ての建物の4階が、公園と直結したロビーラウンジカフェ「VALLEY PARK STAND」&ホテルのレセプション、5階がレストラン「Dōngxī Restaurant & Sakaba」、6~17階が240室備わる客室、18階がエンターテインメントレストラン&バー「SOAK」になっている。17時チェックイン・14時チェックアウトのフレキシブルな時間設定や、顔認証やタブレットを活用したスムーズなセルフチェックイン・チェックアウトシステムなど、誰もがリラックスして自由に過ごせるサービスや仕組みを随所に取り入れているのが特徴だ。

「感性にあふれた、東京の部屋」をテーマにした「sequence MIYASHITA PARK」の客室は、上質なインテリアを備えたシンプルな空間。大きな窓からは渋谷の街を見下ろせる


【MIYASHITA PARK 施設情報】
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10
アクセス:【電車】JRほか渋谷駅から徒歩3分
TEL03-6712-5630(受付時間11:00~18:00)
営業時間:RAYARD MIYASHITA PARK ショップ11:00~21:00(店舗により異なる)、レストラン・フードホール11:00~23:00(一部店舗は異なる)、渋谷区立宮下公園8:00~23:00(スポーツ施設は9:00~22:00、最終受付21:30)
定休日:RAYARD MIYASHITA PARK 2021年1月1日(金・祝)、1月12日(火)、渋谷区立宮下公園 12/29(火)~2021年1/3(日)、1/12(火)
公式HP: https://www.miyashita-park.tokyo/

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
「MIYASHITA PARK」では、下記をはじめとしたさまざまな取り組みを実施。また、来館にあたって、体調チェックやマスクの着用、施設内・店舗内でのソーシャルディスタンスの確保、手指アルコール消毒薬ご利用のお願いなどを呼びかけている。
・施設従業員の検温、マスク着用、手洗い・うがいの励行
・総合案内所・店舗(一部除く)での飛沫感染防止パーテーション設置
・館内・店舗での換気の実施、接触頻度の多い箇所の除菌
・一部飲食店舗におけるテイクアウト・デリバリーの実施・推進
・飲食店舗・フードコートの席数制限(入場・入店制限する場合もあり)
・施設内設備の使用制限
・トイレ洗面台、男子トイレの利用制限
・キャッシュレス決済推進
※施設立地・構造・設備等によって異なる場合があります。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※本記事は、2020年12月17日(木)発行のフリーペーパー「東京ウォーカープラス」掲載の記事を再編集したものです。

この記事の画像一覧(全22枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集

全国約800件の花火大会を掲載。2024年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

花火大会人気ランキング

ページ上部へ戻る