神戸市が出前館と連携!市民にポイントやクーポンを配布

関西ウォーカー

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神戸市は、デリバリーサービスを運営する「出前館」と事業連携協定を締結し、中小飲食店の支援に乗り出すと発表した。サービス利用料の助成や初期制作費用の免除などが中心。
また、市民には出前館で使える500円分のポイント(Tポイント)やクーポンを配布する。実施期間は5月1日(金)から7月31日(金)までの3か月間を予定。


「KOBE 出前シフトサポート」自治体として全国初の手数料支援も


出前館は300万人を超えるアクティブ会員を持つ、国内最大級の出前サービス。スマートフォンやPCから、飲食店が提供する弁当・中華・カレー・ピザなどの料理を注文できる。
飲食店側は、月額固定費なしの成果報酬制で利用でき、スマホ・タブレット1台で運用できる手軽さから、加盟店を増やしている。

今回「KOBE 出前シフトサポート」と名付けられた飲食店支援策は、市内の出前館加盟200店舗に新規加盟店を加えた中小飲食店が対象。加盟店が支払う出前館サービス利用料10%のうち、5%が助成される(神戸市と出前館の折半)。自治体がサービス利用料を負担するのは全国初。

また、出前館の取り組みとして、新規に加盟を検討する飲食店には、初期制作費用2万円を免除する。同様の取り組みはすでに東京、大阪などの地域で実施済みで、5月6日(祝)までが対象。神戸市では独自に期間を延長し7月31日(金)まで実施する。

さらに、自店舗で配達ができない店に対して提供しているシェアリングデリバリー(配達代行)の手数料30%も、期間限定で23%に引き下げる(10月31日まで)。


神戸市では、これらの支援策により出前サービス利用店が増えることで、新型コロナウイルス感染症対策で減少している飲食店の売上補填につなげたいとしている。

また飲食店の従業員向けには、出前館が実施する「飲食店向け緊急雇用シェア」を積極的に推進。雇い止めや出勤回数の減少が発生している就労者に、出前館や関連の出前サービス実施店での短期雇用を提案することで、収入確保を支援する。

利用者向けにポイント、クーポンも配布


飲食店向けの支援と合わせ、利用者には500円分のTポイント還元、またはLINEデリマ・dデリバリーで使える500円分のクーポンを配布する。注文金額1000円以上で利用でき、5月1日(金)〜14日(木)の期間中の注文が対象(1人1回のみ)。後日付与のポイント利用期限は7月31日(金)までとなる。

神戸市は、これら一連の支援策に約1500万円の費用を見込む。市の担当者は、「緊急事態宣言で市民の皆様には8割の接触減をお願いしており、飲食店にも家庭にも大きな負担がかかっています。双方の出前サービス利用で少しでも選択肢を増やしていただき、経済活性化、家庭の負担軽減につなげていただければ」と話した。

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