【旅レポート】京阪グループ主催プレスツアー「鉄道で巡る名刹と観光地」で京の名所をぶらり鉄道旅（1日目）

新緑が美しいこの季節。4/23～24に、京阪グループが主催する、京都の名所を鉄道でゆったりめぐりながら旅をするプレスツアーに参加してきました！その名も「鉄道で巡る名刹と観光地」ツアー。鉄道旅でしか味わえない、魅力がたっぷり詰まった京の旅を思いっきり堪能してきました。

京阪グループが「京都の鉄道のよさと名所を味わってほしい」という思いから開催された当ツアー。私は1泊2日で参加してきました。電車やバスを乗り継ぎながら、ゆったりじっくり京のスポットを回っていきます。初日は「京都タワー展望台」から京都の町並みを一望するところからスタート。当日は晴れていて、とてもキレイに京都の景色が見渡せました。大文字山の「大」の字もくっきり見えていて、多くの観光客が京の街並みに夢中になっていました。

街並みを堪能した後は、京都タワーホテル3階「レストラン・タワーテラス」で昼食。このレストランは2013年12月にオープンした新施設です。内装も美しく、清潔感溢れる客席でした。食事メニューは、京野菜がたっぷり使われており、上品な口当たりかつ、筍やアスパラガスなどの旬の食材を楽しめる「夏の京」というコース料理（￥3500）です。京都駅周辺8ホテル共同企画の食の祭典で、今回で58回目を迎えるのだとか。リーズナブルなのにフルコースを味わえるなんて、プライベートでもお邪魔したいとても満足いく内容でした。

しっかりお腹を満たしたら、いざ、次のスポットへ。京都駅前から市バスに乗り、ゆらゆら揺られて15分。四条大宮でバスを下車し、「嵐電」の四条大宮駅に到着です。そうです、次に目指すは国の史跡名勝「嵐山」！春は桜が美しく、日本の桜名所100選にも選定されています。嵐山へ向かう一両編成の京福電車「嵐電」は、思わず「パチリ」と撮影したくなる風貌。見た目がレトロな車両は、多くの“鉄オタ”にも人気だとか。京都唯一の路面電車の貸切列車としても親しまれています。さらに、貸切列車を申し込むと終点の嵐山へつくまで沿線を紹介してくれる「沿線ガイド」が乗車してくれるんです。これはうれしい！各駅の歴史や駅名の由来を、写真やフリップを使って楽しく案内してくれます。街中や山道の景色を楽しみながら、社内から撮影するのも乙でした。

「嵐電嵐山駅」に到着すると、すぐにたくさんのポールが目に飛び込んできました。このポールは「キモノフォレスト」と名付けられていて、京友禅が巻かれたポールが駅一体を囲んでいるのです。その数なんと600本！毎日日没から21時まで、このポールはライトアップされます。光で京友禅の柄が照らし出され、一体は光の森のようになり、とても美しいです。日中は太陽の光で色鮮やかな京友禅が楽しめるので、昼と夜では違った景色が楽しめます。

「嵐電嵐山駅」は改札がないので、構内はなんと出入り自由！思う存分「キモノフォレスト」が楽しめて、駅構内にあるお土産物屋や飲食店も出入り可能なのが魅力的。さらに駅のホームには足湯（200円）も設置されていて、旅で疲れた足をほっこり癒してくれます。この嵐山駅は13年7月にリニューアルされたばかりなのです。新たなショップが増えたほか、今後も様々な取り組みやイベントを開催する予定だそう。その先駆けとして、夏には駅の広場に特設ビアガーデンが登場します。キンと冷えた“フローズン生”や女性に人気の“フローズンカクテル”などが味わえます。フードもジャンルが豊富で、たこ焼きや揚げ物などの定番メニューから、京漬物（オススメはタマネギの漬物〉までおいしいものがたくさん揃いますよ。渡月橋や山々の景色も堪能し、駅でたっぷり遊んだらあっという間にホテルに帰る時間に。

宿泊先は「京都センチュリーホテル」。京都駅から徒歩2分で、客室からはライトアップされた京都タワーが見えます（なんて贅沢）。夕食は和食レストラン「嵐亭」でいただきます♪この「嵐亭」さん、ハラル認証フードを用いた和食が味わえるレストランなのです。夕食のメニューは「ムスリムフレンドリー懐石（￥5100）」。イスラム教徒の方も安心して食事ができるよう、豚肉やみりん、アルコールを使用していないところがポイント。ハラールチキンやハラール牛を用いてた懐石料理は初めてでしたが、どれも美味しくいただきました。たくさんのお料理をいただいた後は、リニューアルされたばかりの客室でゆったり。ウェルカムスイーツには「古都carancoron（カランコロン）」シリーズのトリュフが用意されていて、旅の疲れを癒してくれました。～2日目へ続く～

【取材・文＝関西ウォーカー編集部　大前しおり】