海景色に囲まれてのんびりと…福岡県・芦屋町周辺の親子の遊び場4選
東京ウォーカー(全国版)
福岡県を流れる遠賀川の河口に位置し、福岡県第2の都市・北九州市のベッドタウンでもある遠賀郡芦屋町。響灘(ひびきなだ)に面した風光明媚なこの町は、家族みんなで楽しめる施設あり、絶景自慢のレストランあり、歴史と和の情緒に触れる場所ありと魅力満載。6歳の百華(ももか)ちゃんファミリーが、芦屋町で休日を大満喫!
海風を感じながら思いっきり遊ぼう!「芦屋海浜公園わんぱーく」
「芦屋海浜公園わんぱーく」は、海沿いに広がる開放的なロケーションが魅力の大型公園。響灘に面した芦屋海浜公園内にあり、海風を感じながらのサイクリングや、夏は海水浴やプールも楽しむことができる。広い芝生広場には大型の遊具もあり、休日ともなれば、地元の家族連れでにぎわう人気のスポットだ。
開放感あふれる芝生広場には、さまざまな遊具がそろう。カラフルで子供の好奇心や冒険心を刺激する遊具の数々に、百華ちゃんも大興奮。もちろん、大人も童心にかえって楽しめる。
ひと際目を引くのは、「巨樹のもりだいぼうけん」と名付けられた大型複合遊具。全身を使ってはしゃいだり、かくれんぼをしたりと遊び方は無限大。そのほか、ブランコやターザンロープ、小さな子供でも安心して遊べる「ちびっこ丸」など遊具は多彩。園内にはサイクリングロードが整備され、自転車の貸し出しも行っている。近々、トランポリンも設置される予定とのことで、ますます楽しみが増えそうだ。
「芦屋釜の里」で芦屋町生まれの茶の湯文化に触れる
【※芦屋釜の里は3月16日(月)まで臨時休園しています。詳細はHPをご確認ください】
「芦屋釜の里」は、南北朝時代(14世紀半ば頃)にこの地で生まれ、江戸時代初期頃に途絶えてしまった茶の湯釜、“芦屋釜”の復興を目指し、1995年にオープンした施設。約3000坪の敷地内には風情ある日本庭園が広がり、資料館や茶室では芦屋釜の歴史や茶の湯文化に触れることができる、“芦屋ならでは”のスポットだ。
芦屋釜は、現代の茶席においても主役を務める存在として知られており、国指定重要文化財の茶の湯釜9点のうち、8点を芦屋釜が占めているそう。資料館では貴重な芦屋釜のほか、芦屋釜の里工房の鋳物師たちが作った釣鐘なども展示している。
6歳の百華ちゃんは実際に叩くことができる釣鐘にトライ。「大きいね」「ゴーンって低〜い音がするね」と興味津々の様子。
続いて、茶会にも利用される茶室「蘆庵(ろあん)」へ。眺望も情緒たっぷりで、池に浮かぶようしつらえた中島は、芦屋町の名所「洞山」に見立てて作られたそうだ。わびさびを感じさせる茶室「吟風亭」も趣があり、心が和む。
散策の合間や施設見学のあとは、立礼席で抹茶をぜひ。「百華、飲めるかな?」とパパママが心配するも、百華ちゃんは「おまっちゃ、おいしい!」と笑顔。早くも大人の味に目覚めたかも?歴史的な和の雰囲気や普段目にしない展示物の数々…子供にとっては非日常の体験となったようだ。
広々した館内で白熱のレースを観戦!「ボートレース芦屋」
「うわあ、大きくて広い!」と、3人が目を丸くしたのは、「ボートレース芦屋」。
家族そろってのボートレースは初めてという百華ちゃんファミリー。「さあ、いこう!」と入場ゲートをくぐり、いざ場内へ。入場料は100円(税込)、子供は無料だ。
早速3人は2階の一般席でレース観戦。レースが始まると、「いけー!」とパパは一気にエキサイトし、ママは水面をさっそうと駆け抜けるボートに「思っていたよりもずっと速い!」とびっくり。豪快な水しぶきをあげるターンを目の当たりにした百華ちゃんは、「かっこいい!」と目を輝かせながら大興奮!レースが終わったあとも百華ちゃんは次のレースが待ち遠しい様子で、「まさか百華がこんなに楽しんでくれるなんて」とパパママもニッコリ。
地下1階にキッズと女性がくつろぐことができる「キッズ・レディースルーム」があるほか、1階には遊具がそろう「キッズプレイランド」もあり、小さな子供が遊べるスペースも。土日、祝日は家族連れも多く、子供たちの遊び場、そして親子のくつろぎの場となっている。
ボートレース を観戦しておなかがすいた百華ちゃん。そんなときは、場内にあるレストラン「まんぼう」がおすすめ。安くておいしいと、同施設を訪れるファンに親しまれている。
一番人気の「日替わり必翔ランチ」(税込610円)や大きなアナゴが豪快にのった「穴子天丼」(税込710円)など、メニューはどれもリーズナブルでボリューム満点。「あいがけ勝カレー」(税込870円)や「勝丼」(税込630円)など、勝利への験を担いだボートレース場ならではのメニューも豊富だ。
大迫力のレースからグルメまで、しっかり「ボートレース芦屋」を満喫した百華ちゃんファミリー。「みんなでこれだけ楽しめるなんて驚きでした。家族で遊べる場所も限られていたので、この発見はうれしい」とパパ。家族の思い出にと、最後はSNSパネルを使って記念撮影でフィニッシュ!
大海原を眺めながらグルメ&お風呂「マリンテラスあしや」
「ボートレース芦屋」から車で10分ほどの場所にある国民宿舎「マリンテラスあしや」は、眺望抜群のレストランとお風呂を備えた宿泊施設。眼前に響灘が広がる立地を生かし、客室は全室オーシャンビュー。県内外から多くの人が絶景と癒やしを求めて訪れる。
日帰り客も多く、レストラン「海香亭(まりんかてい)」では、美しい海景色を望みながらランチが味わえる。明るく、開放的な店内はテーブル席もゆったりとした造りで、大きな窓の外には見渡す限りの大海原が広がる。この絶景も料理を引き立てる大切な調味料だ。
海のそばにあるだけに、メニューは新鮮な魚介が人気。旬の魚がたっぷりの「海鮮丼」(税込1450円)や、「海老が大きい!」と百華ちゃんもびっくりの「大海老フライカレー」(税込1250円)をはじめ、3月からは地元一番の名物であるイカもお目見えする。
また、ランチメニューを注文すると、サラダやフルーツ、スイーツなどが食べ放題のビュッフェとドリンクバーも付くのもうれしい。
さらにおすすめなのは、平日限定の特別プラン。3種から選べるランチとお風呂がセットになった「昼得パック」は、なんと1500円(税込)。「海鮮丼」が1450円(税込)なのを考えると、そのお得さは驚きだ。
海風に吹かれながら、自然やグルメ、レジャーに歴史まで楽しめる遠賀郡芦屋町。これから迎える春のおでかけシーズンに、ぜひ家族で訪れてみて。
(構成=CRAING/取材・文=前田健志/撮影=宮田昌典)
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