下北線路街に4月1日「BONUS TRACK」開業！個性豊かな出店テナントに注目

世田谷区にある小田急線東北沢駅から世田谷代田駅の地下化に伴い、全長約1.7kmの線路跡地を開発して生まれる新エリア「下北線路街」に、4月1日(水)「BONUS TRACK」が開業する。施設には個性豊かな13テナントの出店が決定。下北沢に新たなスタイルの商店街が誕生する。

カルチャーからグルメまで注目ショップが出店

「BONUS TRACK」は、店舗・住宅一体型のSOHO4棟と4店舗の商業棟で構成。SOHO棟は、元編集者が手掛けるカレー＆BARや、有名コレクターのレコード店など、個人事業主を中心とした個性的な店舗が入居する予定だ。また、商業棟は、飲食・物販のほか、ラウンジやギャラリーを設け、さまざまな情報や文化を発信する。

「BONUS TRACK」の名称は、もともと線路があった場所に、お店を開くことができる「ボーナス」と、線路跡地を表現した「トラック」を掛け合わせたものに由来。また、レコードなど音盤の「ボーナストラック」が、本来のアルバム構成には含まれていないものの、アーティストがやりたいことを表現しやすい部分であることにちなみ、余白のような場所としてさまざまな人がやりたいことを思う存分チャレンジできる施設としたい、という想いが込められている。

SOHO棟、商業棟の出店内容は以下の通り。

SOHO棟

1『胃袋にズキュン はなれ』/東京・下北沢から発信する「日本の魅力再発見」をコンセプトにした、和の焼き菓子と酒の店。和素材を使ったおつまみ系の焼き菓子を、国産・少量生産規模の酒蔵の希少なお酒とともに楽しめる。(営業時間：月～木12時～22時、金12時～23時、土・日11時～23時)

2『pianola records』/世界中のユニークな音楽を中心に、レコード、CD、カセットテープを取り扱うレコードショップ。中古品を中心に、自主レーベル「Conatala」からのリリース作品や、店内イベントなども行う。(営業時間：14時～23時)

3『bed』/世界中から集めた一点物のレディースの古着・ヴィンテージの服、アクセサリーや雑貨、オリジナル商品を販売。手土産やプレゼントなどギフトアイテムなども取り扱う。(営業時間：12時～20時)

4『本の読める店 fuzkue』/静けさの中で気兼ねすることなく、ゆっくり本を読みながら時間を過ごせる店。コーヒーやお酒から食事まで、読書の時間を彩る豊富な飲食メニューを用意する。(営業時間：12時～24時、基本無休)

6『 ADDA(アッダ)』/昼は大阪の人気カレー店「ボタ」「デッカオ」のスペシャルあいがけカレーを味わえるカレー店として営業。夜は店主セレクトのお酒とつまみが並ぶバーとなる。(営業時間：11時～23時30分)

7『omusubi不動産』/千葉県松戸市八柱エリアを拠点にする不動産店の2号店。古民家や廃ビルなどの空き物件を味のあるDIY・改装可能な物件として再生。アーティストやクリエイター、街で店を始めたいショップオーナー向けの物件を扱う。(営業時間：10時～18時、定休日：日・水曜)

8『日記屋 月日』/日記の専門店。日記にまつわるものごとに加え、”毎日飲みたくなるようなコーヒー”を提供する。(営業時間7時～22時)

9『お粥とお酒 ANDON』/日本橋にある「おむすびスタンドANDON」の2号店。「ホッと整う、1日のはじまり。」をコンセプトに、朝からお粥を提供するほか、夜はおでんや日本酒も楽しめる。(営業時間：7時～21時)

10『Why＿？下北沢店』/代官山フレッシュジューススタンド「Why Juice?」から生まれた新業態。コールドプレスジュース、スムージー、ジュースをしぼった際に残る繊維を使用した軽食などを提供する。(営業時間：8時～21時)

※SOHO棟の区画5は出店者を募集中

商業棟

11『本屋B＆B』/2012年に下北沢に開業した新刊書店が、BONUS TRACKへ移転リニューアル。現店舗では、著者を招いたトークを中心にイベントを毎日開催するほか、早朝に英会話教室を開講。店内でビールも飲める。(営業時間：12時～23時 ※早朝英会話は火・水・金6時25分～9時30分)

12『BONUS TRACK MEMBER’S』/BONUS TRACKに集まる人たちのための会員制のシェアラウンジとフリーキッチン。(営業時間：24時間、受付：平日10時～19時)

13『発酵デパートメント』/国内外の発酵調味料や漬物、酒、発酵茶などを販売する発酵食品専門店。発酵食品を現代の味にアップデートした食事も楽しめる。(営業時間：11時～22時)

14『恋する豚研究所 コロッケカフェ』/千葉の農場で育った「恋する豚」と千葉のいもで作ったコロッケを販売する専門店。店内ではコロッケ定食も提供。コロッケを片手に下北沢の街を散策するのもおすすめ。(営業時間：11時～21時)

子育て世代にうれしい保育施設、温泉露天風呂を備えた宿泊施設も！

開発エリア内には、4月1日(水)に「世田谷代田 仁慈保幼園」も開園。また、9月開業予定の宿泊施設の名称は「温泉旅館 由縁別邸 代田」に決定した。保育施設は、世田谷区の待機児童数が多いことから地域課題を解決するために計画されたもの。

「温泉旅館 由縁別邸 代田」は、小田急線世田谷代田駅に隣接して立地。35室の客室と大浴場やスパ、日本料理店、茶寮を備え、日常から離れてリラックスできるひとときを提供する。宿泊者以外の来街者も大浴場、日本料理店、茶寮、スパの利用が可能。大浴場には箱根「小田急 山のホテル」の自家源泉「芦ノ湖温泉 つつじの湯」から運ぶ温泉露天風呂やサウナを設け、来街者向けの飲食付き入浴プランや、スパでのボディトリートメントプランを用意する計画だ。

角川アップリンク