特別公開講座・横浜学「横浜とインバウンド」が開催!

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関東学院大学×横浜ウォーカーのコラボイベントとして開催されている特別公開講座「横浜学」。10月20日、第39回となる講義が開催された。テーマは「横浜とインバウンド」。

最初の登壇者は横浜市文化観光局 観光MICE振興部 観光振興課 集客推進担当課長の鳥丸雅司先生。横浜市の観光の現状と、これからの課題について解説してくれた。鳥丸先生は「残念ながら、海外からの旅行者にとって横浜はTOKYOの一部だと考えられている」と指摘。海外からの宿泊客を横浜にどのように取り込んでいくかが大きな課題点だと話した。横浜市ではインバウンド市場の拡大に向けて、新たな魅力づくりや観光資源の環境整備などにもさらに力を入れていくという。

続いて、パシフィコ横浜 営業推進部 営業開発課長の大村正英先生が登壇。「企業・団体のミーティング」「企業・団体の報奨・研修旅行」「国際団体や学会が主催する会議」「展示会や文化・スポーツイベント」などの総称である「MICE」の誘致について、パシフィコ横浜の取り組みと実績を紹介してくれた。年間1000件近いMICE開催の実績があるパシフィコ横浜では、MICE参加者向けに周辺地域で使える飲食券・クーポン券を発行するなど、地域との連携にも取り組んでいるという。

最後に登壇したのは関東学院大学 経営学部 経営学科 准教授の才原清一郎先生。「横浜のインバウンドを考える」と題し、観光を活用した地域振興と横浜の魅力について解説した。海外からの観光客が求めているのは「日本の今と、日本人を知りたい」「日本の歴史と文化に触れたい」「日本の代表的な観光スポット」の3つだと話した才原先生。横浜市の金沢区にある「称名寺」や「朝夷奈切通」、「歌川広重の金沢八景図」などを紹介し、「これらは歴史・文化に触れることができ、海外の方にも大変喜ばれるコンテンツなのではないでしょうか」と話し、講義を締めくくった。

国際的ビッグイベントを控え、今後ますます世界の注目が集まる横浜のインバウンドについて、様々な視点で語られた今回の講義。観光都市としての横浜がどのように発展していくのか、興味が深まる内容になった。次回は「横浜と港北ニュータウン」をテーマに12月上旬に開催予定だ。

横浜ウォーカー編集部

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