「ドラゴンボール」劇場版第20弾! サイヤ人同士の”超バトル”映像が新次元~<連載/ウワサの映画 Vol.63>

東海ウォーカー

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記念すべき劇場版20本目となる気合いの1本です、「ドラゴンボール超 ブロリー」。 はっきり言うと…、過去19作品とは異次元におもしろーい! 鳥山 明の脚本が深くて、”エピソード1”的な冒頭から「これはイケる」と確信(このパートで1本作ってほしいくらい)。”宇宙最強の戦闘民族・サイヤ人”同士の究極バトルにふさわしく、映像もハリウッド級にスケールアップしてます!

監督は「ワンピースFILM Z」などの長峰達也。シリーズディレクターを務めたテレビ版「ドラゴンボール超」を、ファンを唸らせるド迫力エンタメに昇華させてます!©バードスタジオ/集英社 ©「2018ドラゴンボール超」製作委員会


お話はテレビアニメ「ドラゴンボール超」の続き。「力の大会」後の平和な地球で、宇宙にはまだまだ強者がいることを知った悟空(声:野沢雅子)は、さらなる高みを目指して修行に明け暮れていました。そんなある日、悟空とベジータ(声:堀川りょう)の前に、見たことのないサイヤ人・ブロリー(声:島田 敏)が現れます。惑星ベジータの消滅とともにほぼ滅びたはずの”サイヤ人”がなぜ地球に…? まったく違う運命を辿って出会うことになった3人のサイヤ人たち。彼らは、再び地獄から舞い戻ったフリーザ(声:中尾隆聖)も巻き込み、壮絶な闘いを繰り広げることに!

赤い髪→青い髪と、どんどん強くなっていく悟空。彼の父ちゃん・バーダックがフリーザ親子の企みを察知して…、っつう、「ドラゴンボール」幕開けに関わる重要シーンも! 感無量(涙)©バードスタジオ/集英社 ©「2018ドラゴンボール超」製作委員会


過去の劇場版3作品に登場した”伝説の最強サイヤ人・ブロリー”が、鳥山ストーリーのもとに再登場(設定は過去作とは無関係です)! 海外でも特に人気が高いキャラってことで、世界的大ヒットを狙った起用の臭いがプンプンです(笑)。サンディエゴやニューヨークのコミコンでも大盛り上がりでしたからねー。

劇場版オリジナルキャラとして「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」など3作品に登場したブロリー。この度、晴れて原作者の手によりクールな戦士に生まれ変わってます©バードスタジオ/集英社 ©「2018ドラゴンボール超」製作委員会


地球育ちの悟空、サイヤ人の王子・ベジータ、そして数少ないサイヤ人の生き残り・ブロリー。同じ星に生まれ、異なる運命を辿った3人の出会いからの激闘と共に、フリーザ軍とサイヤ人の因縁の歴史が明かされる本作。「強くなりたい」願望が度を越してるサイヤ人の原点が、ドラゴンボールも絡めつつきっちり描かれてました。惑星ベジータの美術がいきなりスケール大で、惑星の最期のシーンで泣かせれちゃったわぁ。そして何より、チビっ子時代のサイヤ人3人+フリーザ、さらに彼らの父ちゃん衆(デキる戦士、悟空の父・バーダックがカッコいー)が勢ぞろいする、壮大なサーガ感にテンション上がりまくり。

ラディッツやナッパといった懐かしいサイヤ人も登場(ブルマ、ピッコロ、トランクスらおなじみの面々も出てます!)。あぁ、このしっぽも懐かしいなー。スカウターのネタもありますよ©バードスタジオ/集英社 ©「2018ドラゴンボール超」製作委員会


すっかりイジられキャラのベジータが主役級に活躍! 彼の父親はサイヤ人の王様でしたが、コルド大王(フリーザの父ちゃん)に支配されていました…。惑星ベジータの悲劇の歴史とは!?©バードスタジオ/集英社 ©「2018ドラゴンボール超」製作委員会


”ゴッド”な悟空&ベジータと戦うブロリーが「いきなり強すぎ!」&「さらに戦闘中に学習して強くなってく!」ってわけで、バトルシーンも進化せざるを得ない(笑)。製作布陣も新たに、世界基準の映像表現を確立してます。沸き立つ溶岩の大地、炎や氷、空気の振動といった自然物質&自然現象のエフェクト作画が特に素晴らしかった。ディテールが繊細になったキャラの表情も、サイケな戦闘描写の見応えをアップさせてる。カメラワークも含め、超ハイスピードの”大激突・大爆発”アクションは、しつこいけど一流のハリウッド映画級の満足感!

今回の「地球が壊れる~」感はハンパないです。たまに実写に見えるほどの、ダイナミックで美しくもある映像に思わず見入ってしまう!©バードスタジオ/集英社 ©「2018ドラゴンボール超」製作委員会


幻だったと思いたい例の実写版ではなく、世界で勝負できるのはコレなのよ、コレ(実写ヌキで海外展開をがんばってね、20世紀FOXさん)! 原作・脚本・キャラクターデザインを務めた鳥山 明の天才ぶりが全開してますから! 中でも天才的鳥山ギャグの大盤振る舞いはうれしかったなー。最近公式にネタバレになった「ゴジータ」(劇場で興奮してほしいので詳細は語りません)についても、その鬼強さより、”フュージョン・ポーズ”の恥ずかし感の方が好物なもので(笑)。【東海ウォーカー】

【映画ライター/おおまえ】年間200本以上の映画を鑑賞。ジャンル問わず鑑賞するが、駄作にはクソっ!っとポップコーンを投げつける、という辛口な部分も。そんなライターが、良いも悪いも、最新映画をレビューします!  最近のお気に入りは「アリー/スター誕生」(12月21日公開)のサム・エリオット!

おおまえ

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