JR線普通列車が3日間乗り放題!「秋の乗り放題パス」で列車旅のススメ

東京ウォーカー(全国版)

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JRグループは、10月14日(日)の「鉄道の日」に合わせて、「秋の乗り放題パス」を10月19日(金)まで発売している。秋には「青春18きっぷ」が発売されないかわりに毎年発売されている普通列車乗り放題の切符だ。

ゆったりのんびり、ローカル電車の旅を楽しんでみては写真:JR東日本提供


秋の乗り放題パスは、10月6日(土)から21日(日)までの利用期間中、連続する3日間、JR普通・快速列車の普通車自由席と、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーが1枚につき1人自由に乗り降りできるというもの。はじめて使う人のために、基本的な使い方を項目ごとに紹介しよう。

使うなら遅くとも19日(金)から


上記の通り10月6日(土)から21日(日)までが利用期間。使用開始日から3日目までの連続する3日間は、この利用期間内に全日収まる必要がある。たとえば、利用期間最終日の21日(日)から使用しはじめても、利用期間外の22日・23日は無効となる。今年の場合は遅くとも19日(金)から使い始めよう。

値段は大人7710円、子ども3850円


秋の乗り放題パスの価格は、大人7710円、子ども(6歳~12歳未満)3850円。2018年は9月15日(土)から10月19日(金)まで、全国の主なJR駅のほか、JRの旅行センター、旅行会社にて購入できる。なお、1枚のきっぷを複数人で利用することや、大人用のきっぷ1枚を子ども2人で利用することは不可だ。

単純計算で、片道3855円以上の運賃がかかる区間を移動する場合は、秋の乗り放題パスの方が通常よりも割安になる。また、秋の乗り放題パスは使用中であれば何度も途中下車が可能。小刻みにさまざまな駅に寄るような移動にはうってつけと言える。

普通列車以外に特例区間も


利用できるのは「全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席」のため、新幹線を含む特急・急行列車・グリーン車などに乗車する場合は特急券・急行券・グリーン券などのほか、別に乗車券が必要となる。ただし、普通・快速列車の普通車指定席を利用する場合は別に座席指定券を、普通・快速列車のグリーン車自由席はグリーン券を別に購入すればそれぞれ乗車できる。長距離移動の際や、意外と見落としがちな普通運賃で乗れる観光列車の利用などには追加料金で対応が可能ということになる。

また、奥羽本線の「新青森~青森」間、石勝線の「新得~新夕張」間、佐世保線の「早岐~佐世保」間、宮崎空港線の「宮崎~宮崎空港」間は、特例として当該区間内相互発着の場合に限り、「秋の乗り放題パス」のみで特急・急行列車の普通車自由席に乗車できる。それ以外の区間にまたがって同一列車を秋の乗り放題パスで利用することはできない。

JR線以外には原則乗ることはできないが例外も


JR線と直通運転をしている路線や第三セクター鉄道は原則として乗車できないので注意が必要だ。ただ特例区間もあり、青い森鉄道線の「青森~八戸」間・「青森~野辺地」間・「八戸~野辺地」間、あいの風とやま鉄道線の「高岡~富山」間、IRいしかわ鉄道線の「金沢~津幡」間は普通列車の普通車自由席に乗車してJR線へ通過利用する場合に限り、秋の乗り放題パスを利用することができる。

北海道へ向かうなら「北海道新幹線オプション券」を


北海道新幹線開業後、本州と北海道を結ぶ青函トンネルを走る旅客列車は通常は新幹線のみとなっている。秋の乗り放題パスで本州~北海道間を移動したい場合は、別途販売されている「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」(大人2300円、子供1150円)を購入しよう。秋の乗り放題パスと組み合わせて使うこの券は、1枚で1人片道1回のみ、乗車日当日に限り北海道新幹線「奥津軽いまべつ~木古内」間の普通車の空いている席と、道南いさりび鉄道線「木古内~五稜郭」間の普通列車を利用することができる。

【写真を見る】「たまには車窓の景色を、ゆったり眺めたい。」と書かれたポスター画像:JR東日本提供


このほか、あらかじめJRホテルグループ東京予約センターで予約をし、利用期間中にJRホテルグループの加盟店に宿泊すると、宿泊料金の割引などの優待を受けられる(一部を除く)。10月6日(土)~8日(祝)の3連休はもちろんのこと、この秋は普通列車でのんびり普通列車の旅を楽しんでみてはいかがだろうか。

栗原祥光

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