デビルマンもマジンガーZも!永井 豪の50年分の原画など約600点展示「画業50年“突破”記念 永井GO展」が大阪で開催

関西ウォーカー

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9月8日(土)から24日(祝)まで、大阪市港区の大阪文化館・天保山で「画業50年“突破”記念 永井GO展」が開催中だ。9月7日に公開に先駆け、報道陣に展示の全容が公開された。

仕事場を再現した展示で、記念撮影に応える永井豪。手前の詰襟の肖像写真は永井本人(c)1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reseved.


1967年に「目明しポリ吉」でデビューした永井豪の名を広く知らしめたのは、学園を舞台にしたちょっとエッチなマンガ「ハレンチ学園」。PTAまで巻き込んで、賛否両論、毀誉褒貶入り乱れたセンセーションを巻き起こした。

第2章は「ヒロイン・ヒロイックサーガ」と題し、キューティーハニーやバイオレンスジャックが登場。写真のハレンチ学園は当時、一大センセーションを巻き起こした(c)1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reseved.


さらにアニメ化もされた「デビルマン」「マジンガーゼット」「キューティーハニー」など、次々に画期的な作品を世に送り出し、多くのファンの心をつかんでいる。これまで発表した作品は350以上、現在に至るまで精力的な創作活動を続けている。

作品は5章に分かれて展示されている。第1章では「鬼と悪魔の黙示録」と題し、デビルマンや魔王ダンテなどインパクトのある作品が登場(c)1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reseved.


今回の展覧会ではデビューから現在に至るまでの直筆マンガ原稿やカラーイラストなど約600点を展示。

永井作品のオールスターが登場する作品も。知っているキャラを探してついつい見入ってしまう(c)1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reseved.


鬼、悪魔、ロボット、SF、ギャグなどに加え、マジンガーZやデビルマンの世界観をイメージしたエリア、本来であれば世に出ることのない走り書きや落書き、永井豪の仕事場再現まで多彩な展示で、その世界観にどっぷりと浸れるのが魅力だ。

子供時代、永井豪の作品に触れて育った人たちが楽しめるのはもちろんだが、一度も触れたことのない人にも、その斬新で古びない作品は新鮮に映るはずだ。

デビルマンのイラストとサインを描く永井。展示室に入ってすぐの場所にある。見逃すな(c)1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reseved.


開幕を前にした9月7日には開会式が行われ、永井も登壇した。報道陣の取材に応じた永井は「今回の展覧会では50年の歴史の断片がたくさんちりばめられている。普段は出さないいたずら書きや、メディアには載っていないものもたくさんあるので、私のいろいろな面を見てもらえるのではないか」と今回の見どころを語る。

会場内にはフォトスポットも設けられている。これはアニメ版デビルマンのあのシーン(c)1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reseved.


今回は図録も見どころ満載。作品をカラーで紹介するのはもちろんだが、別冊付録の「デビューGO 永井豪マンガ家デビューへの道」も永井のデビュー秘話が掲載されていて読み応えがある。

今回の会期はわずか17日間。期間中は無休で開催されるので、見逃さないよう大阪文化館・天保山に急ごう!

鳴川和代

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