1泊2日でめぐる宮城の旅!地物の新鮮魚介や日本三景の松島などを編集部員がレポート

東京ウォーカー(全国版)

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これから紅葉シーズンが始まる東北。東京駅から仙台駅までは新幹線で約1時間半と聞けば、意外と近く感じるのではないだろうか?レンタカーを借りれば、現地での移動もラクラクだ。

そこで、新鮮なグルメや名所など、楽しみが詰まった宮城での1泊2日旅行プランを提案。美しい景色を堪能できる海沿いエリアを中心に、編集部スタッフが全力で宮城の魅力を体験してきた!

宮城の魅力をウォーカープラス編集部が解説!秋のおでかけに最適なスポットを徹底紹介


<1日目/仙台市内を9時に出発→車移動約90分>
【10時30分】石ノ森萬画館

宮城の巨匠・石ノ森章太郎の世界に魅了される展示がずらり!

宮城県出身の著名人のひとりである、漫画家の石ノ森章太郎。出身地の登米市には「石ノ森章太郎ふるさと記念館」、石ノ森と由縁のある石巻市には「石ノ森萬画館」があり、石ノ森章太郎の世界を感じることができる。

入り口では、石ノ森章太郎が残したデザインから生まれた石巻市のヒーロー「シージェッター海斗(カイト)」が出迎えてくれる

石ノ森章太郎の軌跡をたどる年表から展示がスタート


3階建ての施設には「サイボーグ009」や「仮面ライダー」など、今でも多くの人々を魅了する作品はもちろん、ここでしか見られない初期作や同館オリジナルの展示がずらり。大人も子どもも興奮すること間違いなしだ。

「仮面ライダー」の展示ブースでは、好きな仮面ライダーに変身し、映像上でターゲットにヒットさせることで得点を競うゲームもある(有料)。「パンチを当てるターゲットとキックを当てるターゲットがあるので混乱しますね(笑)。意外と難しい〜!」と悔しげな表情を浮かべていた編集部員


さらに、無料で利用できる3階のライブラリーコーナーでは、懐かしい映像作品を見ることができるほか、簡単なアニメの制作体験ができたり、さまざまなジャンルの漫画が約6000冊も所蔵されていたりと、時間を忘れて過ごすことができる。

宇宙船をイメージしてデザインされた「石ノ森萬画館」。震災の被害も受けたが、1年8カ月後に再オープンを果たした

企画展も定期的に実施されており、石ノ森作品に限らず、幅広い作品を取り上げているので何度訪れても楽しめるのも魅力。

■石ノ森萬画館
住所:宮城県石巻市中瀬2-7
時間:9時~17時(最終入館16時) ※12月31日は15時閉館
休み:火曜
電話:0225-96-5055
料金:大人900円(団体750円、年間パスポート2200円)、中・高校生600円(団体500円、年間パスポート1500円)、小学生250円(団体200円、年間パスポート600円) ※グッズショップ、ライブラリー、展望喫茶の入館は無料 ※企画展示入れ替え時期は大人750円、中高生500円、小学生250円
駐車場:市内指定駐車場および市営駐車場を利用(障がい者用駐車場のみ数台)
アクセス:【車】仙台駅から約90分

<1日目/車移動約45分>
【12時15分】道の駅さんさん南三陸

地物だからこその贅沢!「南三陸キラキラ丼」は必食

「石ノ森萬画館 MANGATTAN MUSEUM」から車で1時間弱の場所に位置し、「南三陸さんさん商店街」、震災伝承施設「南三陸311メモリアル」、観光交流施設「南三陸ポータルセンター」、交通拠点施設「JR志津川駅」からなる、「道の駅さんさん南三陸」でランチタイム。

「道の駅さんさん南三陸」の全景


まずは「南三陸さんさん商店街」で「南三陸キラキラ丼」を食べるのがおすすめ。町おこしから始まり、いまや南三陸を代表するブランドグルメに成長したという「南三陸キラキラ丼」は、季節ごとに4つのテーマがある。いずれも地物の新鮮な海産物をふんだんに使っているのが特徴だ。

編集部員が宮城を訪れた時期に提供されていたのは「キラキラ秋旨丼」。以降は、11月〜2月「キラキラいくら丼」(「南三陸キラキラ冬のみかくづくし」に変更の可能性あり)、3月〜4月「キラキラ春つげ丼」、5月〜8月「キラキラうに丼」を提供


9月1日~10月31日の期間中は、多種多様な海産物を美しく盛りつけた「キラキラ秋旨丼」を提供している。地物だからこその価格で味わうことができる贅沢な丼は、どれも各店の個性が光っているので、どこで食べるか迷ってしまいそう!

南三陸杉が使われた温かみのある店構えが印象的なさんさん商店街は、建築家・隈研吾の監修によるもの

お腹を満たしたら、震災伝承施設「南三陸311メモリアル」(一部有料)の展示を見たり、スイーツ店やカフェもある「南三陸さんさん商店街」でゆったりと過ごしたり、思い思いに楽しんでみて。

■南三陸さんさん商店街
住所:宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町201-5
時間:9時~17時(各店舗により異なる) ※年末年始をのぞく
休み:なし
電話:0226-25-8903
駐車場:普通車300台
アクセス:【車】仙台駅から90〜120分

<1日目/車移動約60分>
【15時】道の駅おながわ

映画のような景観と魅力的な魚介類に目を奪われる!

道の駅をはしごできるのは、車旅ならではの楽しみ。一気に女川市まで足を伸ばして、「道の駅おながわ」に到着!

青い空と青い海がリゾート感満載の「道の駅おながわ」


ゆるやかな坂の上から、30店舗以上の商店が立ち並ぶ大通りの向こうにある海が見えて、まるで映画のワンシーンにいるような気分になれる。

お土産にぴったりな女川産や、宮城産の乾物も豊富にそろっている


こちらでは主にお土産をチェックしよう。地物を使った加工品はもちろん、鮮魚店では驚き価格の新鮮な魚介が所狭しと並んでいる。もちろん配送もお願いできるので、旅の途中に立ち寄っても安心だ。

配送をお願いすれば、女川のおいしい魚介を自宅でも楽しめる

テラス席で、海風を感じながら食べる「ホタテの浜焼き」(500円)は絶品!

小腹が空いたら、女川産ホタテの浜焼きもぜひ味わってみて。「タレの味に負けないくらい、甘みが強くておいしい!ヒモのぷりぷり感から新鮮さが伝わってきます」と編集部員もその味に感動!

■道の駅おながわ
住所:宮城県牡鹿郡女川町女川2-60
時間:各店舗により異なる
休み:各店舗により異なる
駐車場:普通車50台 ※徒歩5分圏内に町営駐車場250台
アクセス:【車】三陸自動車道石巻女川ICより約30分

<1日目/車移動約60分>
【16時】ホテル 絶景の館

どの部屋もオーシャンビュー!まさに絶景が売りの宿

「道の駅おながわ」から1時間ほどドライブして、日本三景のひとつ・松島の宿へ。その名前からも期待が高まる「ホテル 絶景の館」に1泊する。

「ホテル 絶景の館」の外観


「露天風呂付和洋室」、「露天風呂付和室」、「バス・トイレ付和室」、「トイレ付和室」の4タイプの部屋を有する「ホテル 絶景の館」は、なんと、どの部屋に泊まってもオーシャンビューなのがうれしい。松島湾に浮かぶ遊覧船を窓から眺めながら、優雅な時を過ごして。

海鮮、牛タン石焼、仙台牛朴葉焼と仙台の味覚を堪能できる「【至福】伊達なお食事プラン★★★」

大浴場からも松島の湾内が一望できる

さらに、大浴場からの絶景も見逃せない!宿の近くに湧く松島温泉1号泉は、アルカリ性単純温泉、低張性アルカリ性高温泉で、疲労回復や健康増進にいいとのこと。景色に心を癒やされながら、体の疲れもしっかりと取ろう。

■ホテル 絶景の館
住所:宮城県宮城郡松島町松島字東浜4-6
電話:022-354-3851
料金:大人1名(参考価格)/1万5000円〜(夕食なしプランの場合)
駐車場:40台
アクセス:【車】松島海岸インターから約10分

<2日目/ホテル 絶景の館を10時20分に出発→車移動約10分>
【10時30分】宮城県 松島離宮

日本でここだけの「金彩体験」に挑戦!

宿から松島湾をはさんで反対側にある「宮城県 松島離宮」。かつて日本で2番目に歴史のある水族館とされた「マリンピア松島水族館」の跡地にあり、旅行客や修学旅行生の受け入れだけでなく、ビアガーデンなどを行い地元の人にも親しまれている。

「宮城県 松島離宮」の外観

「松島パークホテル」の塔部を復元したというオリエンタルなデザインが施されている

ここでは松島にちなんださまざまな体験ができるということで、編集部員は「金彩体験」にチャレンジ!松島からも近い涌谷町の黄金山神社が日本で初めて金を産出した場所であることなど、実は宮城県は金と関わりが深い。

そこで、その伝統技術を伝えていくべく、「宮城県 松島離宮」が誰でも簡単にできるように作業しやすい素材を使ったキットを作成したのだそう。取材時にはほかでこの体験を行っているところがなく、唯一「宮城県 松島離宮」だけだと教えてもらった。

金箔をはがし、柄を浮き上がらせていく


これは、糊のついた布に金箔を貼り付け、筆と粘着テープを使って余分な金をはがしていくことで模様を浮かび上がらせるもの。

真剣な表情で金彩を体験する編集部員

繊細そうな金を相手に「こんな感じで大丈夫…?本当にちゃんと柄が出てくるかな…」と不安げに金をはがす編集部員に、「意外と大丈夫なので、思い切ってやっちゃってください」とスタッフ。

和装ブランド「NOB MIYAKE」が手掛けた柄がデザインされている

言われたように金をはがしていくと無事に鶴の模様が浮かび上がって、編集部員も一安心の様子。所要時間は20分もかからないほどなので手軽で、家族や友達と一緒に作ればいっそう盛り上がりそう!キットには飾るためのパーツも付属しているので、家に飾れば松島旅行の思い出が浮かんでくるはず。

朱塗の渡月橋の先にある島が雄島

歩いて渡ることができる島なので、ぜひ訪れてみて

ちなみに「宮城県 松島離宮」から徒歩数分の場所にある雄島が、もともとは松島と呼ばれていたのだそう。霊場地ということもあってか、観光地とはまた違う荘厳な空気を感じることができるので、ぜひ足を運んでみて。

松島遊覧船「仁王丸」は大人(中学生以上)1500円、小人(小学生)750円。定期船のほか、団体向けの貸切プランもある

また、松島のすばらしさをさらに体感するなら、湾内を50分かけてぐるりと巡る松島遊覧船「仁王丸」もチェック!

同湾内で有名な鐘島や仁王島、陰田島、縄文時代の遺跡が発見された舟入島のほか、桂島と野々島といった人が暮らす島の間を通る観光船で、9時から16時まで1時間に1本運行している。海風を感じながら過ごすことができる2階展望デッキは自由席。船上ならではの景色も楽しんで、松島の美しさを堪能しよう。

■宮城県 松島離宮
住所:宮城県宮城郡松島町松島浪打浜18
時間:9時~18時
休み:なし
電話:050-1808-0367
料金:入場/一般(中学生以上)600円、小人(4歳~小学生)300円(※体験や食事は別途)
駐車場:なし
アクセス:【車】松島海岸ICから約5分

<2日目/車移動約10分>
【12時10分】松島さかな市場

自慢のマグロと、通年入荷している牡蠣を存分に味わおう!

体験と雄島観光を終えた頃には、お昼時。そこで、「宮城県 松島離宮」から車で10分ほどの「松島さかな市場」で食事をとることにした。

「松島さかな市場」の外観

売り場ではマグロのサク(冷凍)の購入も可能


「松島さかな市場」は、自社で所有している7艘の漁船で釣り上げたマグロが目玉。マグロが主役の丼や寿司が多様にラインナップしている。

「昭福丸まぐろスペシャル丼」(2000円)

大きなマグロの切り身を見て思わずにっこり

編集部員が選んだ「昭福丸まぐろスペシャル丼」(2000円)は、赤身に中トロ、大トロ、炙りとさらにマグロのたたきがたっぷりのったボリューム満点の一品。「切り身が大きくて、すごく満足感がありますね」と編集部員も笑顔でぺろりと食べ切った。

焼き牡蠣は2個500円

また、季節に左右されずに牡蠣を提供しているのも同店のこだわり。生産者との協力関係によって、通年で牡蠣を提供することができているのだとか。駐車場に設置された焼き牡蠣ハウスでの食べ放題のほか、焼きものコーナーで単品注文もできるので、三陸の旨みがつまった牡蠣もぜひ味わいたい。

■松島さかな市場
住所:宮城県宮城郡松島町松島普賢堂4-10
時間:月〜金9時~16時、土日8時~16時※年末年始は変更あり
休み:なし
電話:022-353-2318
駐車場:普通車60台
アクセス:【車】松島海岸ICから約15分

<2日目/車移動約30分>
【14時30分】仙台うみの杜水族館

生き物や三陸の海に詳しくなれる展示やイベントが盛りだくさん

旅行の最後に訪れた「仙台うみの杜水族館」は、海と人、水と人の「つながり」をコンセプトにした水族館。

「仙台うみの杜水族館」の外観

三陸の海産物を代表するほやが主役の展示


ウェルカムゾーンを抜けてすぐにマボヤの展示が出迎えてくれたり、三陸で水揚げされる魚や養殖に関する展示があったりと、同館ならではのラインナップにも注目してほしい。

「ペンギンライフツアー」など、イベントもたくさん実施されている

また、15時スタート(取材時)の「ペンギンフィーディングタイム inうみの杜ビーチ」(ペンギンのごはん代300円)では、水槽の中のペンギンに3切れのイカナゴをあげることができる。たくさんのペンギンたちが近くに集まってくるので、まるで人気者になった気分!

大水槽を泳ぐマイワシの姿は圧巻


巨大水槽で行われる、2万5000匹のマイワシによるショープログラム「Sparkling of Life」も見逃せない。音楽に合わせてキラキラと光るたくさんの魚たちの姿に、命のきらめきを感じられるはず。

■仙台うみの杜水族館
住所:宮城県仙台市宮城野区中野4-6
時間:9時~17時30分(最終入館17時)※冬季は変更あり
休み:なし
電話:022-355-2222
料金:大人2400円、シニア(65才以上)1800円、中・高校生1700円、小学生1200円、幼児(4才~未就学児)700円
駐車場:800台
アクセス:【車】仙台南ICから約20分、仙台港IC出てすぐ

17時30分終了→仙台駅まで車移動約30分

1泊2日で宮城の魅力的なスポットを巡った今回の旅。新幹線に乗ればあっという間の宮城は、家族や友達と楽しめるスポットにあふれている。これからの季節は紅葉も相まって、素敵な体験ができること間違いなしなので、ぜひ訪れてみて!【ウォーカープラス/PR】

取材・文=大谷和美
撮影=島本絵梨佳

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協力:経済産業省

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