フランス料理のような息をのむ美しさ！かき氷を超越した「上原食堂」のかき氷

2023年6月、新たなかき氷専門店が東京・四谷三丁目にオープンした。「上原食堂」というどこか懐かしさを感じる店名とは裏腹に、斬新や新感覚といった言葉では表現できない、新しい世界を繰り広げるかき氷を提供している。

フレンチのシェフが作る創作性に秀でたかき氷

「上原食堂」のスタートはコロナ禍がきっかけに。この店のオーナーが営む別の飲食店で通常営業ができなくなり、アルコールの提供に代わってオーナーが好きだからという理由からかき氷を出すことになったという。その際、フレンチのシェフでもあった竹中さんが、オーナーの期待に応えつつも「ただのかき氷ではおもしろくない、自分が作るからには徹底してこだわりたい」と、さまざまな“パーツ”を組み合わせたかき氷を考案。提供するや否やすぐに評判になっていった。

そんな好評だったかき氷を常時楽しめるようにと誕生した専門店が「上原食堂」だ。大きな宣伝をしたわけでもなかったが、オープンするとすぐに行列ができた。SNSでも話題となり、現在も連日多くの人が訪れている。何がそれほど評判となり、多くの人を引き付けているのか。要因はひとつではないだろうが、確実なのはあらゆる意味での満足感だ。

「上原食堂」のかき氷メニューは4種。これは固定ではなく、不定期で入れ替わる予定だそうだが、おもしろいのはメニュー名だ。これが結構変わっていて、かき氷を構成する素材の名前がただただ並んでいるというユニークさ。

さらに、かき氷にどんな素材が使われているのかがわかるメニューカードが用意されていて、注文するとそのメニューカードが渡される。竹中さんいわく「うちのかき氷は“パーツ”が多い。でもお客さん一人ひとりに都度説明はできないから、内容がわかるようにカードを用意しています」とのこと。

かき氷の素材としては耳慣れないワードがズラリ！

一つ目に紹介するのは、何やら呪文のようなメニュー名の「ピスタチオ、ブルガリアローズ、ラズベリー、チーズ工房千のホエイ」(2000円)。メインのピスタチオを、ロースト、エスプーマ、シロップ、シャンティと異なる味わいに仕立て組み合わせている。これだけでも手がかかっていて、ピスタチオという素材の奥行きを感じられる一品だ。

ブルガリアローズは、華やかなダマスクローズの中でも最も香り豊かと言われるブルガリア産のバラのこと。ブルガリア政府が制定した厳しい国家基準を満たしたものだけが認定される。そんなブルガリアローズを、ラズベリーと合わせたコンフィチュールやチュイル、トッピングの泡にしてピスタチオのかき氷にON。ひと口食べるとバラの香りが口の中から鼻に抜け、コクのあるピスタチオの味わいにふさわしいハーモニーを奏でている。

ピスタチオエスプーマとブルガリアローズの泡を重ね、一番上にブルガリアローズチュイルが飾られている。これももちろん店舗で1枚1枚焼き上げたもの。うっとりする見た目だが、かき氷の中にもまだほかの“パーツ”が隠れている。氷の土台部分には千葉県にある「チーズ工房千」のホエイのゼリーが入っている。ホエイはチーズ作りの過程でできる液体で栄養価が高いものの廃棄されることも多い。これを使って優しい味わいのゼリーに仕立て忍ばせたことで、ひとさじごとに違う楽しみがエンドレスで訪れる。

フレンチのような繊細な組み合わせにため息

さらにもっと長い名前のかき氷を発見。「アメリカンチェリー、苗目のエディブルフラワー、チーズ工房千の(結び)、ベルガモット」(2100円)は、見た目も名前もインパクト大！アメリカンチェリーのシロップには南高梅を合わせていて、チェリーの風味の中に梅のさわやかな甘酸っぱさがあり、濃い紫の色の派手な印象とは違った上品な味わいだ。

氷には梅酒のシロップが使われているが、アルコール分を完全に飛ばして0.00％と表示できるレベルだそうで、小さな子供にはあえておすすめはしないが、アルコールが苦手な人でも安心して楽しめるようになっている。トッピングのアメリカンチェリーも古酒でコンポートにしたもので、こちらもアルコールは飛んでいるが、奥深い風味は健在。トップには白いクリーム状の梅花のエスプーマを。全体的に甘酸っぱさが調和した味わいでまとまっている。

よく見ると、エディブルフラワーの花びらが散りばめられたシート状のゼリーが飾られていたり、一番上にも苗目エディブルフラワーのパイが飾られていたり、本当に手が込んでいることに驚かされた。

どのメニューもとにかく“パーツ”が多く、そのすべてがお店で手作りされているもの。複雑な“パーツ”の組み合わせが、未体験の味を生み出しているのだろう。“かき氷”と呼んでいいのかも迷ってしまうような、フレンチの一品のような美しさで写真を撮りたくなるビジュアルだが、それ以上に未体験の味に感動するはず。この美しさとおいしさは、実際に見て、感じて、食べるしかない！

※メニューは季節などにより入れ替わる
※7/10現在、予約不可。今後変更になる場合あり

かき氷を食べて歯がしみそう＆しみたあなたは、シュミテクト！

ひんやり美味しいかき氷を心いくまで堪能したい！でも、冷たいかき氷を食べると、歯がしみちゃうかも…。成人の3人に1人(※1)は知覚過敏と言われていて、もはや他人事ではないんです。そんな知覚過敏症状を予防してくれて、シミる歯でもホワイトニングできるのが、日本のハミガキ販売市場で1番売れている(金額ベース※2)知覚過敏ケアブランド「シュミテクト」の「シュミテクト コンプリートワンEX プレミアム」(6歳以上用)。

“キーン”と痛む知覚過敏は年齢や性別に関係なく、ストレスによる歯ぎしり・噛みしめの増加や、過度のブラッシングによって歯の表面(エナメル質)が傷つくことなどでも起こる。シュミテクトコンプリートワンEXプレミアムは、歯の表面に傷をつけにくい球体状の清掃剤を採用。歯の表面を優しく転がりながら着色汚れをしっかり絡め取ることで、歯を白くする。
さらに10の働きがひとつになったオールインワンハミガキ(※3)だ。
（販売名：シュミテクトzsf、医薬部外品）

知覚過敏は一時的なものだと思って放っておくと、悪化する(※4)ことがあるので、少しでもシミたら、シュミテクトで知覚過敏ケアをして、美味しい夏を楽しもう。

(※1) GSK調べ　2014 Oral Health Care Categories Incidence and Penetration Omnibus (N=1000)
(※2)インテージSRI+ 歯みがき市場 2022年7月～2023年6月累計(販売金額)
(※3) 歯がシミるのを防ぐ。歯周病(歯肉炎・歯周炎の総称)の予防。歯を白くする。ムシ歯予防。口臭の防止。口中クリーン。歯石沈着の予防。口中爽快。タバコのヤニ除去。歯垢除去(ブラッシングによる)
(※4)適切な口腔ケア不良による

取材・文＝岡部礼子／撮影＝奥西淳二

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※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。