京都・高台寺で「春の夜間特別拝観」が開催中!秀吉とねねの物語を光と映像で幻想的に演出

東京ウォーカー(全国版)

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豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)ゆかりの高台寺で、「春の夜間特別拝観」が2023年5月7日(日)まで開催されている。拝観時間を22時まで延長し、境内全体がライトアップされ幻想的な雰囲気に包まれる。

しだれ桜とプロジェクションマッピングの共演も見もの


高台寺では毎年趣向を変え、春と秋にライトアップが行われている。この春は昨秋に引き続き、レーザー式の高輝度プロジェクターによるプロジェクションマッピングやフルカラーイルミネーション、さらにサラウンド効果を生む複数のスピーカーと重低音ウーハーを組み合わせ、立体感のある音響と映像と光の複合演出を実施する。

立体感のある音響と映像、そして光の複合演出が楽しめる

訪れた人々を幽玄の世界へ誘う


今回は「追憶の光」をテーマに、秀吉とねねの物語を色鮮やかに描き出す。「どのような思いで高台寺を建てたのか」ねね目線で物語が展開する中、秀吉への思いや暮らしなどを表現する。史跡名勝の高台寺庭園は、秀吉の辞世の句「夢のまた夢」をうけて、暖かい照度で幽玄の世界を現出させる。さらに、境内の臥龍池や竹林、偃月池周辺の松などもライトアップ。

【写真】プロジェクションマッピングで、秀吉をしのぶねねの思いなどを表現

竹林・偃月池周辺の松なども照らし、自然の中に幻想さをかもしだす


ねねが晩年を過ごした塔頭の圓徳院でもライトアップを実施。伏見城の化粧御殿の前庭を移したという北庭(国名勝指定)では、ねねの伏見城への強い思いを凛とした光で表現する。正門から拝観者を迎える方丈庭園は、北庭とは対照的にしっとりと女性的なライティングで、訪れた人々を癒やす。

また、「女性作家 美しさの競演」と題して、高台寺にこれまで奉納された襖絵のうち女性作家の艶やかに描かれた作品を順に公開していく。高台寺を深く知っている人も、初めて訪れる人も、物語を通して二人の思いを感じる、ねね四百年遠忌に相応しい演出の数々は必見だ。

■高台寺「春の夜間特別拝観」
期間:2023年3月17日~5月7日(日)
時間:17:00(日没点灯)~22:00(最終受付21:30)
拝観料:
【高台寺】大人600円、中高生250円、小学生以下無料
【圓徳院】大人500円、中高生200円、小学生以下無料
【3カ所(高台寺、圓徳院、掌美術館) 共通割引拝観券】 900円

■春の特別公開「女性作家 美しさの競演」
3月17日~4月14日(金) 襖絵「観月の心ー桜に願いをこめて」武市斉孝 画
4月15日(土)~5月7日(日)  襖絵「竹龍」八十山和代 画

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