【3月21日開催】“新喜劇64周年記念”特別公演!間寛平GM&すっちーに「吉本新喜劇記念日2023」の見どころを直撃

東京ウォーカー(全国版)

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2023年で64周年を迎える「吉本新喜劇」。創立月である3月に、特別公演 「吉本新喜劇記念日2023」 がなんばグランド花月にて開催される(3月21日開催。オンラインでも実施)。その見どころを、吉本新喜劇のGM(ゼネラルマネージャー)を務める間寛平氏に直撃。座長であり、この度の公演にも出演するすっちー氏との掛け合い形式で、質問に答えてもらった。

「吉本新喜劇記念日2023」の見どころを語る、間寛平GMとすっちー撮影:ソムタム田井


「吉本新喜劇記念日2023」 は、昨年4月から実施してきた「GM杯争奪ネタバトル」の月間チャンピオンたちによる最終決戦「ファイナルネタバトル」と、1975年~1983年にかけて放送され、若き日の寛平GMも出演していたコメディ番組「あっちこっち丁稚」のリメイク版という2部構成になっている…とのことで、まずは本公演に対する意気込みを聞かせてもらった

寛平「北は北海道から南は沖縄まで、さらには海外の方にも『これぞ吉本新喜劇!』というところを見てもらいたいので、一流の腕のある芸人ばかりを集めました。19時15分からのスタートです。1秒たりともお見逃しのないように、時間の方、しっかり覚えておいてください」

すっちー「開場自体は18時45分からですので、余裕をもってお越しください。生で見ていただくのがいちばんですが、オンラインでも劇場の空気感は十分伝わると思うので、気を張らず、楽な気持ちで楽しんでいただけると嬉しいです」

寛平「今回のチケットは、発売から3日で売り切れたんですよ(オンラインチケットは現在も購入可能)。それだけ楽しみにしてくれているお客さんが多いというのは、出る側としても嬉しい限りですね」

吉本新喜劇のGM(ゼネラルマネージャー)を務める間寛平撮影:ソムタム田井


続いて、「あっちこっち丁稚」について質問したところ、寛平GMは「関西だけで放送していた番組だから、知らない方のほうが多いと思う。この機会に、こんなにおもしろい番組があったんだ…ということを大勢の方に知ってほしい」とコメント。どのような内容になるのか聞いてみたところ、以下の掛け合いがくり広げられた。

寛平「生放送やし、延びたらえらいことになるから、テンポよくパパッとやらせてもらいます。でも、すっちーが大量にアドリブを入れてくると思うので、そうなったら時間内には収まらないかもしれないですね」

すっちー「いやいや、いちばん何をするかわからないのは寛平師匠ですよ!それに内場さん(内場勝則)もボケにまわるとやり過ぎるので、時間内に収めるのは大変だと思います」

寛平「辻本(辻本茂雄)も何か仕掛けてくると思うけど、いちばん怖いのは珠代(島田珠代)やな。あいつだけは、何を仕掛けてくるかまったく読めない」

すっちー「そういった予定通りにはいかないところも、リアルでやる醍醐味だと思って、楽しんでいただきたいですね」

吉本新喜劇の座長であり、この度の公演にも出演するすっちー撮影:ソムタム田井


一方、もうひとつの目玉である「ファイナルネタバトル」は、どういった点が見どころなのか?こちらについては2人から以下の答えを聞かせてもらえた。

寛平「新喜劇の若手たちは、これだけおもしろいネタを作れるんだ…というところを見てほしいですね。それぞれがちゃんとネタを書いて、お客さんにお見せできる形に芸を仕上げてきているので、ぜひ見てもらって、大いに楽しんでいただきたいです」

すっちー「新喜劇以外の場でもネタを披露できて、それがきちんと評価される流れは、若手にとってもいい刺激になっていますね。他所でいろいろ経験して、それを自分の芸に落とし込んで。そうして磨いてきた腕を新喜劇の舞台でも披露してくれたら、言うことなしですね」

【写真を見る】絶妙な掛け合いで、「ファイナルネタバトル」と「あっちこっち丁稚」の見どころを話してくれた撮影:ソムタム田井


寛平GMは、若手の座員に対しては「新喜劇に固執せず、どんどん外に出て活躍するべき」と考えているそうで、以下の話も聞かせてもらえた。「若い子たちが頑張っていて、ちゃんと育ってきていることを実感しています。再来年あたりには看板をはれるくらいの子が出てくると思うので、どうぞお楽しみに!」

それともう1点、“若手の育成”に関しては、寛平GMの呼びかけで発足した「秘蔵っ子」という音楽ユニットの動向も気になるところ。メンバーは全員、20代の新喜劇座員という構成で、GMからは「若手にとって何よりも大切なのは、お客さんに顔と名前を覚えてもらうことです。ユニットを組んで、吉本関係のイベントには毎回、最初の盛り上げ要員として参加させます。そうした活動を通して、一人でも多くの方に名前を知ってもらえるよう、僕たちも全力でサポートしていきます」といった意気込みを聞かせてもらえた。

吉本新喜劇のGM(ゼネラルマネージャー)を務める間寛平撮影:ソムタム田井


このようにして若手が切磋琢磨し、自分たち自身で新しいアイデアを考え出していく展開には新喜劇座長たちも期待しているそうで、すっちーは以下のように話す。「僕たちも含めてですが、上の世代になるほど、最近の流行りや、若い人たちの間で人気のあるものが分からなくなってきて。TikTokやショート動画で『いま、これが流行っている』と見せられても、そのおもしろさを理解するのにめちゃくちゃ時間がかかるんです。でも20代の子にとっては、そうしたものは当たり前のようにあって、ごく自然に使いこなして、新たな笑いへと繋げることができる。そうやって流行を取り入れて、新喜劇をブラッシュアップしていく…というのは、僕たちにはできないことなので、若手が育って、どんどん前に出てきてくれることに期待しています」

吉本新喜劇の座長であり、この度の公演にも出演するすっちー撮影:ソムタム田井


ちなみに吉本興業は、「吉本新喜劇記念日2023」と同日の3月21日に、スマホアプリ「FANYよしもとデジタルコレカ」から新商品「吉本新喜劇ギャグコレカ」を発売することを発表。こちらは“新喜劇といえばこのフレーズ”という、吉本新喜劇64年の歴史を彩るギャグをデジタルトレーディングカード(NFT)にした商品で、すっちー曰く、「これこそまさに、若手に活用してほしいアイテムですね。僕たちでは思いつかないような遊びのアイデアをどんどん出してもらって、さらに発展させてほしいです」とのこと。

特別公演「吉本新喜劇記念日2023」は2023年3月21日(祝・火)に開催撮影:ソムタム田井


このように見どころ満載で、若手座員の活躍にも期待が高まる「吉本新喜劇記念日2023」。最後に、ウォーカープラス読者の皆様に向けて、ひと言ずつコメントをいただいた。

寛平「四の五の言いません。とにかく見てみて。この一言に尽きます」

すっちー「劇場のチケットはすでに完売ですが、オンラインではまだまだ購入可能ですので、ぜひお買い求めください。そして、ちょっとでもおもしろいと思っていただけたら、次はぜひ、生の寄席にも遊びに来てください。リアルな場で、皆でいっしょに声を出して笑うのは本当に楽しいですよ。特に新喜劇は、非常にわかりやすいエンターテインメントになっているので、初めてお笑いのイベントに参加される方でも、きっと満足していただけると思います」


取材・文=ソムタム田井

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