【ボクらの維新通信社 連載】東京都写真美術館で幕末から明治の貴重な写真展を開催中!

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恵比寿ガーデンプレイスで幕末に出会う!


連載第2回は、幕末日本のリアルで貴重な人物・景色を切り取った写真の数々を一度に楽しめる、当通信社オススメの企画展『夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 総集編』を紹介!

【写真を見る】写真展ポスター。この企画展のキービジュアルは、幕末 一のイケメン( !? )土方歳三。田本研造《箱館市中取締 裁判局頭取 土方歳三》(部分) ゼラチン・シルバー・プリント(後年のプリント)明治2年 函館市中央図書館


東京恵比寿の東京都写真美術館で、幕末から明治の人物や風景、風俗の写真を集めた、『夜明けまえ知られざる日本写真開拓史 総集編』を開催中。5/7(日)まで。この企画展では、全国の美術館や資料館、大学が所蔵する、幕末から明治に撮影された写真の中から、高い歴史価値や優れた芸術性を備えた選りすぐりの作品が展示されている。06年度から隔年で開催されてきた関東、中部・近畿・中国、四国・九州・沖縄、北海道・東北の4つの地方編の集大成となるこの企画は、幕末ファンはもちろん写真ファン、美術ファンにもぜひおすすめしたい。

新選組の副局長・土方歳三の有名な洋装写真をはじめ、近藤勇や岩崎弥太郎、徳川慶喜といったメジャー級から、ジョン万次郎撮影と推定される土佐藩参政・吉田東洋、越前の進歩的藩主だった松平春嶽の妻・勇姫、見廻組から音楽の世界に進んだ岩田織部正など、マニアックでレアな人物の写真も多数見ることができる。

当時の日本の風景や歴史的事件の現場写真にも注目したい。文久3年(1863)から翌年頃に愛宕山から撮影された、鶏卵紙4枚にも及ぶ江戸の町のパノラマ写真は、幕末好きじゃなくても一見の価値あり。ペリー来航の現場となった浦賀の港、薩摩藩を維新の原動力に育てた名君・島津斉彬撮影と伝わる鶴丸城の藩主居館、横浜港に集結する英国艦隊など、CGじゃない“ホンモノの風景”から幕末の息吹を感じてほしい。

こうした貴重な写真には、専門書を開いたり各地の資料館に足を運ばないと出会えないし、大学や研究機関の所蔵品となると一般的に見る機会が少ない。それらが一堂に集まるという希少性からも、当通信社はこの企画展をおすすめします。ゴールデンウィークにぜひ!【東京ウォーカー編集部】

東京都写真美術館。

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