「サメ」といえば『ジョーズ』か『サメーズ』⁉サメの日常をポップに描くイラストが国内外で話題に

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

ちょっと怖いイメージのサメをシュールなイラストにした「サメーズ」。最近ではグッズ化やコラボカフェのオープン、海外メディアに取り上げられるなど、その人気ぶりがSNSで話題になっている。

今回は、「サメーズ」の生みの親であるイラストレーターのアリムラモハさん(@mohamedo62)に、キャラクターの誕生秘話やサメの魅力について聞いた。

「スーパーで売られるサメ」。“お買い得品”のシールが貼られてしまっている


怖くない!サメのかわいさが凝縮された「サメーズ」

ゆるふわタッチで無表情な顔が特徴的な「サメーズ」には、歯がギザギザになっているホオジロザメや頭の形がハンマーのようなシュモクザメ、世界1大きいサメのジンベエザメ、そして友達(兼ごはん)のアザラシなど、愉快なキャラクターが登場する。

「『サメーズ』を描く以前から、いろんなイラストを描いてTwitterに投稿していました。その中の1つとして手足が生えたサメのイラストを描いたところ、反応が良かったのでシリーズ化したのが始まりです」と、アリムラさんはサメのイラストを描き始めたきっかけを話してくれた。

「スイカ割りをするサメ」。頑丈な顎で割れるか…?

上手に割れた!さすが歯が強いホオジロザメ


「サメが大好き」というアリムラさんにサメの魅力を聞くと、「怖いイメージが強いサメですが、よく見たら目がつぶらで、意外とかわいい顔をしてるのが魅力ですね」と語る。

また、アリムラさんの好きなサメの種類はホオジロザメだという。「白い死神」と呼ばれ、人喰いザメとして知られるホオジロザメだが、「サメーズ」のホオジロザメは裏表のない性格の人気者。けれど友達のアザラシを食べちゃうことも…。食欲にも裏表がないところは、彼の魅力の1つのようだ。それがイラストでもしっかり表現されている。

「ちゅう」。アザラシにキスをするサメ。ほぼ「食べている」と言っても過言ではない

「いいネタ入ってますよ」。寿司のネタは大好きなアザラシ!


毎日が楽しくなる!“日常”を生きるサメたち

いつも楽しそうに生活を送るサメたちの姿を見ていると、なぜか親近感が湧いてくる。アリムラさんは、「サメを描くアイデアは、SNSのトレンドを参考にしています」と話してくれた。

「例えば世間が連休中で盛り上がっていたら、『サメたちなら連休をどんなふうに過ごすだろう?』というのを想像して描いています」。「サメーズ」を見ていると、まるで私たちと一緒に日々を過ごしているような感覚だ。なにげない1日も、「サメたちはなにしてるのかな?」と思うだけで豊かな気持ちになる。

「鮫鮫戯画」。墨で描かれたサメがなんともシュール

「カウチポテト」。のんびりポテチを食べるサメだが、間違えて(?)アザラシをパクリ!


「何を考えているのかわからない表情が『サメーズ』の特徴だと思うので、喜んだり悲しんだりといった感情は大きく出さないようにしています。海外の方にもたくさん見ていただいているので、セリフは最小限にして絵だけでクスッと笑っていただけるような描き方を心がけています」

日本だけでなく海外でも人気の「サメーズ」。アリムラさんは、サメの新たな魅力を世界中に発信しているのだ。

夕暮れ時の浜辺を散歩するサメ。サメ界にも「エモい」という言葉はあるのだろうか


「サメと言えば『サメーズ』」を目指して

グッズや書籍、LINEスタンプ、ゲームにもなり人気上昇中の「サメーズ」。アリムラさんは「もっとより多くの方々にサメーズを知っていただいて、サメといえば『ジョーズ』か『サメーズ』を思い浮かべてもらえるぐらい、有名になれたらいいなと夢見ています!」と話す。

怖いイメージを持たれがちなサメだが、「サメーズ」を見ればきっとあなたもサメのことを愛おしく思えてくるはず。サメたちの日常に癒やされよう!

取材・文=福井求

この記事の画像一覧(全15枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集

全国約800件の花火大会を掲載。2024年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

花火大会人気ランキング

ページ上部へ戻る