ひろめ市場の楽しみ方ガイド！土佐の名物からご当地の珍味、絶品スイーツまでおすすめ情報満載【コロナ対策情報付き】

ひろめ市場の楽しみ方や場内のおすすめ店舗など、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート！(※記事内で紹介しているメニューや商品の価格等は、内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

ひろめ市場ってどんなところ？飲食店約50店舗がズラリと立ち並ぶ

高知市の中心部、帯屋町アーケードの西側に位置する市場で、土佐山内家第十二代藩主・豊資(とよすけ)から第十五代・豊信(とよしげ)まで四代にわたって仕えた名家老「深尾弘人蕃顕(ふかおひろめしげあき)」の屋敷、通称「弘人屋敷」跡地を利用した商店街だ。

市場というより、さながら屋台街のようで、地元民と観光客が酒を酌み交わすにぎやかな雰囲気が魅力。好みの店舗で料理を購入し、お店の間を縫うようにして置かれたテーブルで食べる、ショッピングモールのフードコートのようなシステムだ。

総敷地面積はおよそ4000平方メートルと、バスケットコート10面分程度の広さを誇るひろめ市場は、1998年(平成10年)にオープンして以来、高知市街地を代表する観光名所のひとつになっている。

市場内は「龍馬通り」「いごっそう横丁」「乙女小路」「はいから横丁」「ひろめばる」「ぎっちり日曜市」など、8ブロックに分かれており、郷土料理をはじめ、和洋中のさまざまな飲食店が約50店、土産物や雑貨店、洋服店など約10店が軒を連ねる。

【見どころ1・グルメ】土佐ならではの郷土料理に舌鼓！

ひろめ市場の楽しみといえば、やっぱりグルメ。特にカツオのたたきやウツボ料理など、土佐の郷土の味は必食だ。

多数ある飲食店のなかでも、地元民、観光客ともに人気なのが「明神丸」のカツオのたたき。天日塩かタレで味付けする単品の「鰹たたき」(730円〜)をはじめ、「鰹たたき定食」(900円〜)、「鰹たたき丼」(900円)、「鰹たたき生ビールセット」(1180円〜)など、バリエーション豊かに用意する。カツオを店頭で豪快に藁焼きにする様子も、SNS映えすると評判だ。

さらに、高知の海山の幸を堪能するなら、“高知の土産と土佐のうまいもん処”と謳う「珍味堂」も必見。生にこだわる「かつおのたたき」(800円)、高知ではポピュラーな「うつぼのたたき」(580円)、「マンボウの唐揚げ」(380円)、「どろめ」(600円)、「チャンバラ貝」(380円)、土日祝限定の「鯨の三種盛り」(1800円)など、店頭に並ぶメニューは常時70〜80種と多彩。

朝から営業しているので、朝ごはんやランチ、昼飲みも楽しめる。高知でしか味わえないようなグルメも多いので、ご当地感を満喫したいなら、ぜひ！

【見どころ2・グルメ】サク飯、持ち帰りにもピッタリなテイクアウトグルメにも注目

龍馬通りにある、土佐和牛をメインに扱う「吉岡精肉店」も人気店のひとつ。男爵イモと和牛ミンチで作る、ほっこり食感の「ひろめコロッケ」(1個120円)、ビールやサワー系との相性がいい「手羽先唐揚げ」(1本70円)、ニンニク、レッド辛口、山賊焼き、バジルと味付けの種類が豊富な「鶏モモ唐揚げ」(1個80円〜)など、揚げ物料理が多数揃う。9時30分ごろから調理を開始し、順次店頭に並ぶため、揚げたてを狙うなら10:00過ぎがおすすめ。

【見どころ3・お土産】カフェ利用OK！ご当地スイーツ自慢のかわいい店も

ユニークな飲食店が集まる市場内で、ひときわ個性を放つのが「スイーツ食堂 マンテンノホシ」。四万十川原点の町である津野町のアンテナショップ直営のカフェで、「クレープシュゼット」(800円)、ほうじ茶の大福「満天の星」(1個150円)、「ほうじ茶のクラシックショコラ」(750円)など、特産のお茶を使ったスイーツが名物。

なかでも屋号の由来にもなっている大福「満天の星」は、テレビ番組などでも紹介された人気商品で、8個入り1080円など、お土産にもおすすめ。生クリームとあんこをほうじ茶餡で包み、さらに香ばしいほうじ茶パウダーをたっぷりまぶしてあり、茶の苦味と甘さが絶妙にマッチする。

【回り方】食事をする席を確保し、各々好きな料理を買い求めて市場内を散策

メインの食事会場となる「お城下広場」をはじめ、「いごっそう横丁」や「龍馬通り」の路地にもイートインスペースを用意しているので、まずは人数分の席を確保するのが先決。

場所取りのため、ひとりはテーブルに座らせておいて、各自でお目当てのグルメを探しに市場内を散策しよう。飲食店だけで約50店舗もあるので、何を食べるか悩み歩くのも楽しい。食べ物をゲットしたら、あらかじめ確保していた席に座り、みんなで乾杯！

さらに、隣りのテーブルの客と情報交換をしたり、一緒に酒を酌み交わす、なんて楽しみがあるのもひろめ市場ならでは。さながら屋台のような雰囲気なので、初対面の人とも楽しい時間を共有できる。

ひとりやふたりなど、少人数で静かに飲みたい場合は、店舗によっては店専用のイートインスペースを備えている場合もあるので、そちらを利用するのもいい。

【混雑情報】金曜、土曜の夕方、日曜の午前中が混雑のピーク！

金曜、土曜の夕方は、酒を飲みながらの夕食を目当てに訪れる人がほとんどなので、17:00ごろから席が埋まり始め、18時過ぎには満席になることが多い。

2020年11月現在、新型コロナウイルス感染予防対策のため、テーブル席の定員数を2人もしくは4人に減らしているので、できるだけ少人数で利用するか、もしくはピークタイムの夕方を避けるのがベター。

施設の広報担当者曰く、「週末の夕方から夜にかけては大変込み合います。平日もお昼時や17時〜20時はお客様が多い時間帯ですが、週末よりは落ち着いているので、平日を狙ってご利用いただくと、比較的席が確保しやすいと思います。また、『土佐の日曜市』が開催される日曜の午前中も混雑します。天候などによって多少異なりますが、日曜の10:00〜13:00ごろが混雑のピークです」とのこと。時間帯を見計らって訪れよう。

【アクセス】公共交通機関でのアクセスもしやすい立地

JR高知駅から徒歩だと約20分、車で5分。高知駅前にある「とさでん交通」の路面電車を利用した場合、大橋通停留所で下車後、徒歩約3分で到着する。車でアクセスする場合は高知ICより約15分なので、車でも行きやすい。

駐車場はひろめ市場の2階・3階部分にあり188台分収容できる。二輪車の駐車は不可。車イス用駐車スペースは2階に2台、3階に2台ずつ用意されている。駐車場の利用料金は60分300円、20時〜翌朝8時までは最大料金400円(24時間営業)。また、繁忙期は満車状態が続きやすい。その場合はひろめ市場周辺の駐車場を利用しよう(ひろめ市場の割引サービスは適用外)。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・従業員はマスク着用を徹底しています(食器回収スタッフについては手袋着用も徹底)。
・来場の際は、マスクの着用をお願いいたします。手指の消毒を徹底していただくため、出入口の制限も実施しています。
・ひろめ市場出入口およびトイレ出入口に消毒液を設置しています。
・場内換気のため、ひろめ市場出入口を開放して営業しています。
・飛沫感染防止のため、アクリル板やビニールカーテンなどの設置を推進しています。
・出入口、トイレのドアノブなど、お客様の接触しやすい箇所は定期的に消毒を実施しています。
・来場の際は、「館内では飲食時を除き、必ずマスクの着用、手指の消毒」「テーブル席の定員数は2名および4名」「小グループでの来場」「発熱などの症状がある場合は、来場をお控えいただく」などをお願いしております。

取材・文＝諫山 力

＜施設情報＞
・住所：高知県高知市帯屋町2-3-1
・アクセス：【電車】とさでん交通伊野線大橋通駅から徒歩3分 【車】高知自動車道高知ICから車で約15分
・営業時間：月〜土 10:00〜22:00(L.O. 23:30)、日 9:00～22:00 (LO21:30)、年末年始は2021年1月1日(金・祝)のみ休業、12月31日(木)・2021年1月2日(土)は10:00〜22:00、2021年1月3日(日)9:00〜22:00 ※2020年11月現在、コロナ対策のため営業時間短縮中 　
・定休日：年6日程度(1月、6月、10月)※各店舗の営業時間と休みは異なる
・駐車場：188台 300円/1時間※24時間営業

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年11月時点の情報です。