桂浜公園の楽しみ方徹底ガイド!観光スポットからランチ、みやげまで桂浜をとことん楽しむ情報満載【コロナ対策情報付き】

東京ウォーカー(全国版)

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桂浜公園の楽しみ方や園内のおすすめスポットなど、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

龍頭岬側から見た桂浜画像提供:高知市観光振興課


桂浜公園ってどんなところ?初日の出・月の名所として有名

雄大な太平洋に面し、日本の渚百選にも選ばれている都市公園、桂浜公園。ゆっくり歩いて回っても所要時間1時間30分ほどの公園で、早朝の日の出をはじめ、「月の名所は桂浜」とよさこい節でも歌われているように、夜は月の名所としても知られている。

公園内には、桂浜水族館や坂本龍馬記念館、国民宿舎桂浜荘もあり、子供から大人まで一日中楽しめるスポットだ。

【見どころ1】必ず見ておきたい「坂本龍馬像」

【写真】年に2回、龍馬の目線で太平洋を望むイベントも画像提供:高知市観光振興課

太平洋を望むロケーション抜群の公園で多くの観光客が目当てにしているのが、坂本龍馬像。台座を含めて高さ約13.5メートルもある銅像で、まるで龍馬が太平洋を望んでいるよう。1866(慶応2)年に長崎で撮影された写真がモデルとなっており、袴にブーツを履いたおなじみの姿で来園者を出迎える。

ちなみに桂浜公園に銅像がある理由は、市民に親しまれている公園であることはもちろん、桂浜は脱藩した坂本龍馬が故郷に戻ってきたときに降り立った浜といわれているから。龍馬ゆかりの地の一つとして、公園散策を楽しんでみるのもおすすめだ。

【イベント】年に2回、特設展望台から龍馬の目線で太平洋を

毎年、春と秋の年2回「龍馬に大接近」と題したイベントを実施しており、龍馬像の横に建てられた高さ約13メートルの特設展望台に上り、間近に龍馬の横顔や龍馬の目線で太平洋を見ることができる。特設展望台の入場料は100円(未就学児無料)で、平日は9:00〜17:00、土日祝は8:00〜17:00に利用可。

高知市観光振興課の担当者によると「下から見上げる龍馬像もいいですが、特設展望台からなら、はっきりお顔を眺められますよ」とのこと。

【見どころ2】波が打ち寄せる海浜を歩いて、絶景の龍王岬へ

桂浜公園の遊歩道画像提供:高知市観光振興課

園内は砂浜や松林など、自然の地形を生かしつつ、遊歩道が整備されている。砂浜や岩肌に打ち寄せる豪快な波を見ながらの散策も気持ちいいもの。公園西側には龍王岬と呼ばれる突端があり、階段を上った先には海の安全、商売繁盛、恋愛成就のご利益があるといわれる海津見神社(わたつみじんじゃ)が鎮座している。海に面して建っているので、太平洋を一望できる最高のロケーションだ。

さらに絶景を望むなら、海津見神社よりも高い場所にある早高神社(はやたかじんじゃ)へ。神社自体はとても小さいが、龍王岬展望台を兼ねており、眺めは最高!展望台のスペースは狭いので、密にならないよう、交代しながら海絶景を楽しむようにしよう。

【見どころ3】桂浜水族館は日本一フォロワー数と来館者数が比例しない水族館!?

年々、来館者数を伸ばしている桂浜水族館画像提供:桂浜水族館

公園を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいスポットが「桂浜水族館」。“ハマスイ”の愛称で親しまれる水族館で、公式マスコットキャラクターの「おとどちゃん」がツイートするTwitterアカウントがバズり、フォロワー数はなんと2020年12月現在、20万人超え!さらに、そのユニークなスタイルがテレビなどでも度々取り上げられたりと、話題に事欠かない水族館だ。

公式マスコットキャラクターの「おとどちゃん」画像提供:桂浜水族館

そんな桂浜水族館で出会える生き物は、海はもちろん、川の生き物まで、さまざま。ウミガメ、ペンギン、カピバラ、アシカ、トドなどさまざまな生き物を見られるが、かわいらしい姿で人気急上昇中なのがコツメカワウソ。とくにエサを食べる姿が見られるごはんタイムが評判だ。

かわいいコツメカワウソ画像提供:桂浜水族館

エサやり(100円)もできるウミガメ画像提供:桂浜水族館

国内でアカメの群泳を見られるのは、桂浜水族館だけ画像提供:桂浜水族館

館内には、至るところに自虐的なコメントやメッセージが掲示されるなど、大人でも思わずクスッと笑ってしまう、遊び心に溢れた水族館。生き物や飼育員との距離が近く、どこかホッとするアットホームな雰囲気も魅力だ。アシカショーやトドショーも行われているので、子供連れにもおすすめ。

大人気のアシカショー画像提供:桂浜水族館

トドショーでは迫力満点のジャンプも画像提供:桂浜水族館

広報担当者は「日本一フォロワー数と来館者数が比例しない水族館といわれていますが、それもまた事実(笑)。SNS効果もあり、年間来館者数は年々伸びており、2019年は10万人を突破しました。2020年は新型コロナウイルス対策のため、一時休館を余儀なくされましたが、来館者数15万人を目指したいと思っています」と意気込む。

【見どころ4】龍馬の志を知る高知県立坂本龍馬記念館

シンボリックな外観の新館と本館が隣接画像提供:高知県立坂本龍馬記念館

2018年4月に既存館を本館としてリニューアルし、さらに同時に新館もグランドオープンした「高知県立坂本龍馬記念館」。新館は龍馬の足跡や偉業を映像で紹介するシアターコーナー、龍馬直筆の書簡など貴重な関連資料を展示した常設展示室などで構成。本館は体験型の展示コーナー「幕末広場」、龍馬と同じ時代を生きた約130人の写真が並ぶ「幕末写真館」が見どころだ。龍馬ファン必見の二館体制のミュージアムになっている。

龍馬に関連する資料を一堂に展示した常設展示室画像提供:高知県立坂本龍馬記念館

本館にある幕末広場は体験をしながら学べる画像提供:高知県立坂本龍馬記念館

龍馬と同じ時代を生きた約130人の写真が並ぶ幕末写真館画像提供:高知県立坂本龍馬記念館

企画展も定期的に行っており、2020年10月6日〜12月13日(日)は「特別展 薩摩と土佐−雄藩がたどった近代化の道−」展、2020年12月26日(土)〜2021年4月4日(日)は「龍馬の知恵袋・福井藩」展の開催を予定している(途中、展示替え期間あり)。

「『ここに来れば、坂本龍馬のことがすべて分かる!』というぐらい、充実した内容になっています。歴史資料からはもちろん、映像や体験を通して、楽しみながら坂本龍馬や幕末について学べると思います」と広報担当者。

【回り方】駐車場そばの龍馬像からスタート!

龍王岬に建つ海津見神社画像提供:高知市観光振興課

桂浜公園に順路などは設けられていないが、駐車場そばの龍馬像から回り、海岸線の遊歩道を歩いて龍王岬へ、その後に桂浜水族館、高知県立坂本龍馬記念館といった順に回るのがおすすめ。

高知県立坂本龍馬記念館にも専用駐車場があるので、天候や状況によっては、記念館まで車でアクセスするのも一つの方法。
桂浜水族館、高知県立坂本龍馬記念館に入館し、すべて見て回るなら、所要時間は3〜4時間ほどはみておきたい。

【グルメ】名物の「龍馬ラーメン」を食べよう

名物メニューの龍馬ラーメン(税込850円)画像提供:レストまつむら

公園の浜辺でお弁当を楽しむのもいいが、桂浜公園内にある「レストまつむら」ではランチが楽しめる。1階はみやげを販売するみやげ店で、2階がレストランになっている。

カツオのたたき寿司2貫が付く龍馬セット(税込1100円)画像提供:レストまつむら

土佐の味がそろう「レストまつむら」1階は土産店画像提供:レストまつむら

かつ丼(税込800円)、かつカレー(税込800円)など定番の単品に加え、たたき定食(税込1400円)、くじら定食(税込2200円)など土佐ならではのメニューもそろうが、なかでも観光客に人気なのが、龍馬ラーメン(税込850円)。醤油ベースのあっさりとしたスープに、カツオのたたきがのるご当地ラーメンで、ツルリとしたのどごしのストレート麺とも相性抜群。

そのほか、龍馬うどん(850円)やラーメンもしくはうどんにカツオのたたきの握り2貫が付く龍馬セット(1100円)も用意する。

【お土産】桂浜公園の駐車場横にショッピングゾーンあり

シンボリックな外観の龍馬の浜茶屋画像提供:龍馬の浜茶屋

公園内では「黒岩観光みやげセンター」「加茂屋」「末廣屋」などの土産屋が10店舗ほど営業している。なかでも、2017年にオープンした「龍馬の浜茶屋」は、高知県では有名な老舗和菓子店直営で、自社の銘菓をはじめ、カツオのたたき、土佐のフルーツなどもそろい、土産選びにピッタリだ。

龍馬の浜茶屋で人気の「りょうま大福」(1個税込100円)画像提供:龍馬の浜茶屋

おすすめは、同店オープンに合わせて作られたオリジナル商品「りょうま大福」(1個税込100円)。北海道産小豆を使用した粒あんをもっちりとした食感の餅で包んだ大福で、上品な甘さがクセになると評判。

【混雑情報】連休期間や元日は混雑しやすい

広い公園なので、混雑が気になることはほぼない。あえて混雑する時期をあげるとすれば、ゴールデンウィークやお盆、シルバーウィークといった連休期間。また、初日の出のスポットとしても人気なので、元日の早朝も来園者が多い。駐車台数に限りがあるので、連休時や元日は、早めに来園するのがよさそうだ。

【アクセス】桂浜公園は車で行くのが便利

桂浜公園へのアクセスは車がおすすめで、高知自動車道高知ICから車で約30分。500台分の駐車場があり、普通車・軽自動車は400円(1回)、バイクは50円、自転車は無料。

公共の交通機関を利用する場合は、JR高知駅から、とさでん交通バスの桂浜行きに乗車。桂浜バス停までの所要時間は約30分だ。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・体調不良時や濃厚接触者は来場自粛をお願いします。
・咳エチケットにご協力ください。
・三密回避にご協力ください。

<桂浜水族館>
・消毒用アルコールにて手指消毒をお願いします。
・1時間ごとに館内消毒を実施しています。
・ショータイムのソーシャルディスタンスの確保を実施しています。

<高知県立坂本龍馬記念館>
・館内では、マスク着用をお願いしています。
・検温の実施をしています。
・館内に備える手指消毒用アルコールをご利用ください。
・展示室内におけるソーシャルディスタンス確保を徹底しています。

取材・文=諫山 力

<施設情報>
住所:高知県高知市浦戸
アクセス:【公共交通機関】JR高知駅バスターミナルから、とさでん交通バスの桂浜行きに乗車、約30分【車】高知自動車道高知ICから約30分
営業時間:終日開放 
定休日:なし 
駐車場:500台
駐車料金:普通自動車400円、バス800円、タクシー160円、自動二輪車50円 開門6:00、閉門22:30 営業時間8:30~18:00 
入場料金:無料

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2020年9月時点の情報です。

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