「アートアクアリウム美術館」が東京・日本橋に開館!金魚約3万匹の幻想アートを楽しもう

東京ウォーカー(全国版)

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金魚を用いたアート作品を展示する「アートアクアリウム美術館」が8月28日(金)、東京・日本橋にオープン。これまで東京を中心に期間限定イベントとして開催されており、累計来場者数1000万人を超える人気の展覧会が常設の美術館として開業する。金魚の数は約3万匹、これまでの展覧会を超える作品数でスケールアップした新施設の見どころを紹介する。

約3万匹の金魚が作り出すアートを展示する「アートアクアリウム美術館」


累計来場者数1000万人の人気展が常設施設に

【写真】過去最大規模で展示される金魚アート

アートアクアリウム美術館は、江戸時代に庶民文化として親しまれてきた金魚を題材にしたアートを展示する常設施設。2階建て・延床面積約2321平方メートルの専用施設では、従来の会場より展示規模を拡大し、年間を通して作品を楽しむことができる。作品に用いられる金魚の数もアートアクアリウム史上最大の約3万匹で、金魚の種類もバリエーション豊か。四季折々の空間を演出する新感覚の美術館となる。

過去の人気作を展示するエリア「水端」

生きた金魚の動きと映像が融合した「床掛け金魚飾り」

美術館は6つのエリアから構成されていて、1階部分が主な展示エリアとなる。エントランスから続く企画エリア「水端」では、アートアクアリウム所蔵作品の中から、過去の人気作を選出し展示。内覧会の時点では、掛け軸型の水墨画をイメージした映像の中を黒い金魚が泳ぐ「床掛け金魚飾り」や、万華鏡のように色とりどりのライトアップが移り変わる「カレイドリウム」といった作品が展示されている。展示作品は不定期に入れ替えられるので、季節ごとの変化もポイントだ。

万華鏡のように照らし出される「カレイドリウム」

代表作「花魁」がパワーアップして登場

【写真】過去最大規模で展示される金魚アート

1階エリアの中ほどに広がるのが、アートアクアリウムの代表作「花魁」をはじめ、現代における江戸の花街を象徴するエリア「浮世」。大小さまざまな「花魁」で構成される「花魁道中」では、ライティングと音響によって江戸時代の花街を思わせるきらびやかな空間を作り出す。

花街の入り口にあったとされる大門をモチーフにした「金魚大門」

また、花街の入り口にあったとされる大門をイメージした新作「金魚大門」や、門上部に設置された提灯型の水槽「金魚大提灯」、門の内側天井部分に設置され頭上を金魚が泳ぐ「天井金魚」のように、さまざまな水槽が織りなす複合的な光景も見どころの1つ。

1階・2階両方から楽しめる展示も

2階から見下ろす「金魚の杜」

1階最奥のエリア「神秘」は、人間の知恵でははかり知ることのできない異次元の世界を表現したというスケールの大きな作品が展示。新作の「金魚の杜」は、数多くの金魚が泳ぐ水柱が立ち並ぶ「金魚の杜」は、来館者の目線よりも高い水柱が森のように広がる1階からの光景と、2階から見下ろす眺めで異なる美しさが楽しめる。水柱の上部に映し出される3D映像と合わせた立体的な空間演出も見どころだ。

有名店ともコラボした本格的オリジナルメニュー

2階「老松エリア~水戯庵ラウンジ~」

軽食が楽しめるラウンジやお土産コーナーがある2階エリア。老松を描いた鏡板を背景にした舞台を備える水戯庵ラウンジでは、二十四節七十二候に合わせ、5日ごとに異なるメニューの和菓子やカクテルを提供する。また舞台では、伝統芸能のパフォーミングアーツも上演される。

京都の老舗・老松とのコラボで生まれた和菓子と抹茶のセット(1500円)。七十二候にあわせて5日に1回提供メニューが変わる

金魚あんみつ ほうじ茶付き(1500円)。金魚鉢型の器に、こだわりの“吟醸匠こしあん”や3色の白玉、金魚を象ったゼリーなどが入り、見た目も愛らしい


もう1つのカフェラウンジ・華魚繚乱では、福砂屋やLohasbeansといった有名店とのオリジナルコラボスイーツをはじめ、日本料理たかむら特製のたかむら麺、六本木の老舗・おつな寿司のスペシャルいなり寿司、近江牛と松坂牛の生産者とコラボした牛すき煮ご飯などのメニューを順次提供する。

2階「愉悦エリア~華魚繚乱~」


土産エリアでは、オリジナルの金魚グッズを多数取り揃える。赤と白のコントラストが愛らしい土佐金ぬいぐるみ(Mサイズ1400円、Lサイズ3200円)や、さまざまな金魚の絵柄があしらわれた鈴子缶(1800円)、日本橋長兵衛とコラボし、饅頭の表面に金魚型のオリジナル刻印を施したきんぎょ焼(1200円)など、和雑貨や土産菓子を中心にここでしか手に入らない商品がずらりと並んでいる。

ここでしか手に入らない金魚グッズを多数取り揃えた土産エリア


初のクリスマスイベントを開催!

12月27日(日)までは、初のクリスマスシーズンを盛り上げるさまざまな企画を実施。エントランス前では、カラフルに光り輝く「クリスマスツリーアート」がお出迎え。大小550個のベネチアンガラスを金魚に見立て、色とりどりに天空へ舞い泳いでいく様子を表現している。館内のラウンジやカフェでは、クリスマス限定のディナーメニューやスイーツ、カクテルも登場。ドリンク片手にアート鑑賞を楽しめる、お得なペアチケットやクリスマスイブ限定のイベントチケット(予定枚数なくなり次第販売終了)の販売もあるので見逃せない。クリスマスのあとは、お正月、バレンタインなど、季節似合わせた演出やイベントも予定しているので、今後も要チェックだ!

カラフルな金魚が舞い泳ぐ様子をイメージした、「クリスマスツリーアート」は、写真映えも抜群

ベリーをふんだんに使ったクリスマスモクテル(各税込1320円)は、「水戯庵ラウンジ」「華魚繚乱」共通メニュー。12月27日(日)まで

「水戯庵ラウンジ」の和洋折衷ペアオードブル(web事前販売税込4200円、税込5000円)。12月18日(金)~25日(金)


【新型コロナウイルス感染予防対策】

アートアクアリウム美術館では感染症対策として、館内でのソーシャルディスタンスの確保や、控えめな会話の協力、マスクの着用を呼びかけている。また、入館時に検温を実施。館内各所に消毒液を設置し、手指の消毒も行えるよう取り組んでいる。

<施設情報>
住所:東京都中央区日本橋本町1丁目3番9号
アクセス:【電車】東京メトロ三越前駅から徒歩2分、日本橋駅から徒歩7分
営業時間:10:00~20:00(最終受付19:30)※12/24のみ10:00~19:00(最終受付18:30)
休館日: 12/31(木)、2021年1/1(祝)
料金:入館料 大人(中学生以上)税込2300円、小学生以下無料

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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