鳥取砂丘 砂の美術館を徹底紹介!迫力満点の砂像で世界旅行を楽しむ

東京ウォーカー(全国版)

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日本を代表する海岸砂丘であり、鳥取県の観光名所として知られる「鳥取砂丘」。広大な砂場に圧倒的な年月を感じることができ、時には日本海に沈む夕日を楽しめ、冬には一面雪景色になることも。

「砂の美術館」では迫力ある砂像が展示されている。材料は砂と水のみ(画像は2019年第12期のもの)


砂丘遊びにはさまざまなものがあるが、特に観光客の人気を集めているのが、2006年に開館した「砂の美術館」。砂像彫刻家兼プロデューサーとして国内外で活躍している茶圓勝彦氏が総合プロデュースを務め、海外各国から砂像彫刻家を招き、世界最高レベルの砂像を展示する。「砂で世界旅行」を基本コンセプトに毎年テーマを変えて展示されるので、何度訪れても飽きがこない。

鳥取砂丘ならではの芸術が堪能できる砂の美術館の、数ある作品の見どころを徹底紹介しよう!

※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください。

【見どころ】鳥取砂丘ならではの砂像と、日本海を一望できる展望広場

世界の砂像彫刻家の作品が見られる「砂の美術館」

砂の美術館の見どころは、なんといっても迫力ある「砂像」。世界各国より招いた砂像彫刻家が、砂をひとつの芸術作品に仕上げていく。素材が砂であるがゆえに、制作中はもちろん、完成後も常に崩れる危険があるという。また、作品の移動には不向きのため、この美術館でしか見ることができないというのも人気の理由だ。

砂の美術館の担当者は「毎年テーマを変えて砂像を展示していますが、逆に言えば、どの作品も会期が終わればもとの砂へと戻っていくということです。過去の作品は写真でしか残されることがないので、限られた期間と場所でしか会うことのできない砂像、その姿をぜひ一人でも多くの皆様にご覧いただけたらと願っています」と話す。儚くも力強い砂像をぜひ目に焼きつけたい!

2019年第12期展示の様子。照明の当たり方にも注目したい

過去の展示作品をさかのぼると、2006年の第1期はテーマ「イタリア・ルネサンス」として完全な野外で展示された。その後、第2~4期は仮設テント内で開催され、2012年に「砂の美術館」として世界初の砂像のための展示施設が完成。

2019年の第12期は「砂で世界旅行・南アジア編~信仰が息づく多様な文化と平和への道を訪ねて~」がテーマ。ガンジーやマザー・テレサなど、テーマに関係のあるシンボルが細部まで再現されている。服のしわや表情の再現度の高さに、砂であることをうっかり忘れてしまいそう。

【写真】2019年第12期の展示作品「独立の父 マハトマ・ガンジー」

過去の展示作品は「これまでの展示テーマ」として公式サイトで閲覧できる。作品一つひとつに解説が付けられているので、作品の背景などとともに砂の世界旅行を楽しもう。

また、砂の美術館3階につながる「展望広場」では鳥取砂丘を一望できる。砂丘の向こうには日本海も眺められるほか、時間帯によっては沈んでいく夕日を見られることもあり、家族連れやデートに人気のスポットになっている。

【イベント】最新の展示は2020年7月スタート!

2020年第13期の展示は「チェコ&スロバキア」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で会期未定だった第13期展示の詳細が決定!テーマは「砂で世界旅行 チェコ&スロバキア編~盛衰の歴史と神秘の残影を訪ねて~」。会期は2020年7月11日(土)~2021年1月3日(日)。詳しい情報は公式サイトで確認を。
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況によっては開館再延期、一時休館、会期延長の可能性があります。

担当者が見どころを教えてくれた。「2020年は日本とチェコ、スロバキア両国と国交が樹立して100年の記念の年です。第13期展示のテーマである“チェコ&スロバキア”の持つ、美しい建物や自然、歩んできた長い歴史や物語を砂像で表現します。おとぎ話のような街並みや雄大な自然などの観光地と、長い歴史の中に眠る出来事や神秘的な伝説を持つ、この2国の二面性を楽しんでください」。

【ショップ】美術館グッズは3階、鳥取土産は美術館前売店で

美術館前売店には鳥取ならではのお土産がずらり。鑑賞後に立ち寄ってみよう

砂の美術館3階では、美術館オリジナルグッズおよび会期限定のグッズ(第13期展示はチェコ&スロバキア)が販売されている。心揺さぶられた作品のグッズはここでゲットしておこう。

また、美術館前にある砂の美術館売店では、鳥取土産・特産品・地元野菜なども販売されている。鳥取土産の充実度はピカイチなので、美術館見学後のお土産を買う時間もここでとっておこう。

【攻略法】1~3階まで順路通りに回るのがおすすめ

所要時間は約1時間。1階メインゲートを入ってすぐ、エントランスホールにて解説パネルが展示されている。2階で展示作品を間近で見学したあと、3階では回廊より展示作品の全景を見ることができる。また、3階ショップで美術館グッズおよびテーマ(会期)のグッズチェックもお忘れなく。3階に出口があり、屋外作品が見学できる。さらに階段を上がり、雄大な鳥取砂丘を一望できる展望広場へと続く。
※写真撮影は自由にOK、エレベーター有り、トイレは1階のみ。

【料金&アクセス】JR鳥取駅からは路線バスで約20分!

営業時間は、平日・日曜は9時から16時(最終入場15時30分)、土曜は9時から18時(最終入場17時30分)。
※新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、当面の間は通常より営業時間変更(状況により変動の可能性あり、詳細は公式サイトを確認)。

入場料は一般600円、小・中・高校生300円。砂の美術館までの最も便利なルートは、JR鳥取駅バスターミナル0番乗り場「砂丘線」乗車、「砂の美術館前」下車徒歩約1分。または、「岩美・岩井線」乗車の場合は「砂丘東口」下車徒歩3分。

土・日・祝日・夏季(8月1日~31日)は、鳥取駅前出発の便利なループバス「ループ麒麟獅子バス」も運行。鳥取の見どころをぐるりと回れるうえ、1日乗車券(600円)もあるのでお得! JR鳥取駅バスターミナル0番乗り場より乗車できる。
※新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、バス運行情報が変更となる場合があります。

車の場合は、鳥取自動車道鳥取ICから砂の美術館まで約15分。一般車両の無料駐車場は、砂の美術館メインゲート側30台、サブゲート側に180台用意されている。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・同一時間帯の入館者数を最大60人に制限しています。
・館内ではマスクをご着用ください。
・サーモグラフィーカメラによる検温にご協力ください。
・館内各所に来館者用の消毒液を設置しています。
・館内の定時消毒を実施しています。
・スタッフはマスクや手袋を着用しています。
・飛沫感染防止用のビニールシートやアクリル板を設置しています。

取材・文=村井貴臣

<施設情報>
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
アクセス:【電車】JR鳥取駅からバス(鳥取砂丘行き)で砂の美術館前停留所下車、徒歩1分 【車】鳥取自動車道鳥取ICから約15分
営業期間:4月末~1月上旬
営業時間:9:00~18:00 (最終入館17:30)(2020年7月11日から当面の間、営業時間変更。平日・日曜 9:00~16: 00 (最終入館 15:30)、土曜日 9:00~18:00 (最終入館 17:30))
定休日:会期中は無休。会期外は休館
駐車場:218台 無料(美術館前駐車場 34台(うち大型4台)、展望駐車場 184台(うち大型4台))
料金:入場料 一般600円、小・中・高校生300円、小学生未満無料。障害者割引あり(要証明書)

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年5月時点の情報です。

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